SNS情報漏洩は、
技術だけでは止まらない。世代をつなぐ教育へ
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2006年
サートプロ創業
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初回無料
DX相談
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継続型
リテラシー教育
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✍️ 近森 満(株式会社サートプロ CEO)
#情報漏洩対策
#SNSリテラシー
#人材育成
・企業が守るべき情報の線引きを、現場の言葉で共有する重要性
・情報リテラシー研修を継続的な教育設計として運用する考え方
・Z世代との対立ではなく共通言語をつくり、AI時代の情報管理へつなぐ道筋
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| 1SNS情報漏洩は、技術だけでは止まらない |
| 2ネチケットを知っている世代と、空気で育った世代 |
| 3会社が守るべきものを、言葉にして共有する |
| 4情報リテラシー研修は、一回やれば終わりではない |
| 5Z世代との対立ではなく、共通言語づくりへ |
| 6AI時代の情報漏洩対策は、現場の会話から始まる |
| 7よくある質問(FAQ)/キーワード解説 |
こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。近森満ブログ
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。DX推進人材教育プログラム
SNS情報漏洩は、技術だけでは止まらない
情報漏洩の手前には「感覚の違い」があります。SNSが生活に溶け込んだ世代には、撮る・共有する・見せる行為が自然です。悪意がないからこそ、企業にとっては怖い。西日本シティ銀行の事例は、顧客情報という信頼そのものの重さを示します。
SNSでの情報漏洩というと、つい「投稿前に確認しましょう」「社内ルールを守りましょう」という話で終わらせたくなります。もちろん、それは大事です。ただ、今回の音声でお話ししたかったのは、もっと手前にある感覚の違いです。インターネットやSNSが生活に溶け込んだ世代にとって、写真を撮る、共有する、誰かに見せるという行為は、私たちが思っているよりずっと自然なものになっています。そこに悪意がないからこそ、企業にとっては怖いのです。
今回触れた参考情報はこちらです。Yahoo!ニュース 個人の記事、そして西日本シティ銀行のお知らせPDFです。記事では、行員による顧客情報のSNS投稿が問題になったことが紹介されています。金融機関にとって顧客情報は、まさに信頼そのものです。ここを軽く扱ってしまうと、企業の信用は一瞬で揺らぎます。
ネチケットを知っている世代と、空気で育った世代
かつては「ネチケット」を皆で学びました。いまの若い世代にとってSNSは日常の延長で、学校も職場も推し活も同じスマホの中にあります。会社の情報だけを切り分けるには教育と対話が必要で、企業側が守るべき線を伝え切れているかが問われます。
私たちがインターネットを使い始めた頃には、ネチケットという言葉がありました。ネット上のエチケットです。個人情報を出さない、相手を傷つけない、会社の情報を勝手に出さない。いま思えば当たり前のことですが、当時はインターネットそのものが新しい場でしたから、みんなでルールを学んでいたわけです。
一方で、いまの若い世代にとってSNSは、特別な場所ではなく日常の延長です。学校、友人、アルバイト、職場、趣味、推し活が同じスマートフォンの中でつながっています。だからこそ、会社の情報だけを急に「これは別世界です」と切り分けるには、教育と対話が必要になります。若い人が悪いという単純な話ではありません。企業側が、守るべき線を具体的に伝え切れていないケースがあるのです。
会社が守るべきものを、言葉にして共有する
守るべきものは顧客情報や画面の写り込みなど地味に見えますが、組み合わさると大きなリスクです。禁止事項の羅列ではなく、なぜ出してはいけないのか、誰が困るのかを現場の言葉で伝えること。行動を変えるにはマインドセットの共有が欠かせません。
企業には守らなければならないものがあります。顧客情報、取引先情報、未公開の製品情報、内部資料、社員の個人情報、業務端末の画面、会議室のホワイトボード。これらは一つひとつは地味に見えますが、組み合わさると大きなリスクになります。写真の片隅に写った名前、画面上の番号、資料の一行が、外から見れば手がかりになることもあります。
ここで必要なのは、禁止事項の羅列だけではありません。なぜそれを出してはいけないのか、出すと誰が困るのか、どのような信頼を失うのかを、現場の言葉で伝えることです。「ルールだからだめです」だけでは、人は腹落ちしません。DX推進でも同じですが、行動を変えるには、マインドセットの共有が欠かせません。
情報リテラシー研修は、一回やれば終わりではない
教育は一度で終わりません。入社時に説明し、毎年確認し、事例が出たら共有し、業務に合わせて更新する。生成AIが業務に入ると情報の扱いはさらに複雑になり、AIの便利さと同時に情報管理の筋肉を鍛える必要があります。
研修講座・eラーニングを作る立場から見ると、情報漏洩対策の教育は一度受ければ終わりではありません。入社時研修で説明し、毎年確認し、事例が出たら共有し、部署ごとの業務に合わせて更新する。これくらいしないと、現場の行動にはなかなか染み込みません。
特に生成AIやAIエージェントが業務に入ってくると、情報の扱いはさらに複雑になります。AIに入力してよい情報、入力してはいけない情報、社外サービスに渡る可能性がある情報、社内環境なら扱える情報。これらを整理しないまま「AIを使いましょう」と言うのは危険です。超知性リテラシーという言葉を使うなら、AIの便利さだけでなく、情報管理の筋肉も一緒に鍛える必要があります。
Z世代との対立ではなく、共通言語づくりへ
「若い人はわかっていない」で終わらせても組織は良くなりません。若い世代は発信力も情報収集力も高い。その力を活かすには、やってよいこと・いけないこと・迷った時の相談先を明確にし、技術とマインドの両面を育てることが大切です。
SNSの問題を語る時、「若い人はわかっていない」と言ってしまうのは簡単です。でも、それでは組織は良くなりません。むしろ、若い世代は発信力も情報収集力も高いです。企業がその力を活かすには、やってよいこと、やってはいけないこと、迷った時の相談先を明確にする必要があります。
私は、ここに人材育成・教育支援の大きなテーマがあると思っています。デジタル人材に必要なのは、プログラミングやAI活用だけではありません。情報を扱う感度、相手への想像力、会社の信頼を守る意識。いわばデジタル3兄弟とマインド3姉妹を同時に育てるようなものです。技術、データ、AIを使う力と、マインドセット、マインドシフト、マインドチェンジを合わせて育てる必要があります。
AI時代の情報漏洩対策は、現場の会話から始まる
技術的対策は当然必要ですが、最後に情報を扱うのは人です。「これは投稿していいのか」「AIにこの資料を入れていいのか」と話せる空気をつくること。叱るための監視ではなく、守るための会話が、DX推進の土台になります。
システムで投稿を止める、端末を管理する、アクセス権限を絞る。こうした技術的対策は当然必要です。ただ、最後に情報を扱うのは人です。人が何を危ないと感じるか、何なら相談できるか、どこまで自分ごととして考えられるか。ここが弱いと、どれだけツールを入れても漏洩は起こります。
だからこそ、明日からできることは、現場で「これは投稿していいのか」「この画面は写していいのか」「AIにこの資料を入れていいのか」と話せる空気を作ることです。叱るための監視ではなく、守るための会話です。企業の信頼を守る情報リテラシー教育は、DX推進の土台そのものなのです。
本日の内容が、あなたのシンギュラリティ時代への準備に向けた、わずかながらでも気づきや次の一歩のヒントになれたなら幸いです。AGI(Artificial General Intelligence)やASI(Artificial Super Intelligence)が当たり前になる未来に向けて、私たちは便利な道具を使いこなすだけでなく、情報を守る力もアップデートし続ける必要があります。
「社員のDXマインドをどう高めるか?」、「実践的なITスキル教育が進まない」など、DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みでしたら、ぜひ一度お聞かせください。初回無料のDX推進人材教育プログラムにご応募いただければ、あなたの組織の課題解決に必ずお役に立ちます。次回の記事も、どうぞお楽しみに!
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よくある質問
重要なキーワード解説
情報リテラシー
扱ってよい情報と扱ってはいけない情報を判断する力。
情報リテラシーとは、情報を集める力だけでなく、扱ってよい情報と扱ってはいけない情報を判断する力です。SNSや生成AIが日常化した現在、顧客情報、社内資料、画面の写り込み、AIへの入力内容まで、判断対象は広がっています。企業のDX推進では、ツール導入と同じくらい、情報を守る教育設計が重要になります。
マインド・トランスフォーメーション
変化に合わせて考え方そのものを変えること。
マインド・トランスフォーメーションは、単に知識を増やすのではなく、仕事や社会の変化に合わせて考え方そのものを変えることです。SNS情報漏洩の防止では、禁止事項を覚えるだけでは足りません。なぜ守るのか、誰の信頼を守るのかを理解し、現場で迷った時に相談できる意識へ変えることが大切です。
デジタル3兄弟と3姉妹
技術・データ・AIと、マインドの3変化を合わせて育てる考え方。
デジタル3兄弟と3姉妹は、技術・データ・AIのようなデジタル側の力と、マインドセット・マインドシフト・マインドチェンジのような人の内側の変化を合わせて育てる考え方です。SNSやAIの利用ルールも、技術だけでは守れません。デジタル人材育成では、スキルセットと価値観の両面を整える必要があります。
著者紹介
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近森満(ちかもり みつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO / DXコンサルタント/IT人材育成/検定事業化
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定・+DX認定・アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。 |
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