「生成AIは大事件だ」
——でも、あなたはその大事件に出会いましたか?
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HTMLファースト
Figma×HTMLtoDesign
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1円
大事件の個人換算
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修正可能
テキストのまま保持
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✍️ 近森 満(株式会社サートプロ 代表取締役CEO)
#DX推進
#生成AI
#業務効率化
そのギャップのなかに、DX推進の本質が隠れています。私が日々のAI活用で気づいたのは、「NotebookLMで20枚のスライドを一瞬で作れるけれど、後から一文字も修正できない」という現実の壁でした。生成AIが作った資料は画像化されてしまい、編集するたびに一から作り直す——これでは業務効率化どころか、逆効果です。
その突破口となるのが、FigmaとHTMLtoDesignプラグインを組み合わせた「HTMLファースト」のアプローチです。デザインの本質はHTMLにあります。生成AIでテキスト構成を作り、Figmaに流し込み、HTMLとして出力する。この発想の転換こそが、AI時代のDX推進における業務効率化の核心です。
大事件は分解すると、実は個人ひとりひとりの「小さな行動変容」に還元されます。今日から、あなたもそのマインドシフトを実践してみませんか?
・生成AIスライドが「修正できない」壁の正体
・Figma×HTMLtoDesignのHTMLファースト手法
・HTMLがオーソドックスである本質的な理由
・AIをコントロールする側に回るリスキリング
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| 1「生成AIは大事件だ」——大事件に出会いましたか? |
| 2AI活用で気づいたスライド作成の落とし穴 |
| 3Figma×HTMLがDX推進の新常識になる理由 |
| 4大事件を「1億円÷1億人=1円」に分解する発想 |
| 5AI時代のリスキリングと業務効率化の具体策 |
| 6さいごに |
| Qよくある質問(FAQ) |
「生成AIは大事件だ」——でも、あなたはその大事件に出会いましたか?
「大事件だ」と言う人は多いが、実際に巻き込まれた人には出会えない。大事件は分解すると個人の小さな単位に還元される。そこにDX推進の本質が隠れている。
先日、IT業界の仲間たちとの会合がありました。テーブルを囲む全員が「生成AIって本当に大事件だよね」と言うんです。「仕事のやり方が根本から変わる」「DX推進が待ったなしだ」と。
でも、私は正直に思いました。「大事件だ」と言っている人に会う機会はたくさんあるのに、「大事件にリアルに巻き込まれた人」にはなかなか出会えていない、と。
これ、本当に重要です。
世間では「生成AIのおかげで仕事が奪われる」「業務が根本的に変わる」と言われていますが、実際に仕事を失った人、業界から追われた人、生活を根本から毀損された人——そういった”事件の被害者”とでも言うべき人と会ったことがあるでしょうか?
IT業界のリーダーたちが感じる「AI革命」の現実
DNAの南場会長が「AIにオールインします」と宣言して、生産性が20倍になったというニュースがあります。現場の人々が次々と生産性を上げ、今まで「できなかったこと」に心を燃やしている——まさに鬼滅の刃のような熱量です。
でもね、その話を聞いていつも思うんですよ。それは「経営者の決断と現場の実行が見事に合致した稀有なケース」であって、全員に当てはまる話ではないんですよね。
IT業界にいても、経営者であっても、現場の担当者であっても、人間は人間です。IT業界だから個人個人が特別にITに詳しいかというと、他の業界との差はそれほど大きくない。むしろ、マネジメント層にいる人たちほど、AIをどう利活用するかについて日々研鑽する立場にある——これは間違いないですよ。
大事件を体験した人がなかなかいない理由
私がなぜ「大事件に出会った人が少ない」と感じるかというと、大事件というのは分解していくと、実はひとりひとりの「小さな単位」に還元されるからです。
たとえば1億円が大事件だとして、日本の人口は約1億人。全員に分散すると、一人あたり1円にしかならないですよね? それと同じで、社会レベルでは「大事件」であっても、個人レベルでは「ちょっとした業務の変化」に過ぎない。
だからこそ、「大事件だ大事件だ」と叫ぶより、その大事件を分解して、自分の単位に落とし込んでいく——そのマインドシフトこそが、AI時代のDX推進に求められていると私は強く思います。
AI活用で気づいたスライド作成の落とし穴
生成AIで作ったスライドは画像と文字が一体化し修正できない。ガチャのように作り直すことになり業務効率化どころか非効率に。GASやAdobe OCRの回避策もやや不便。
「じゃあ近森さん、実際にどうやってAIを使ってるんですか?」という話をしましょう。私はコンサルタントとして全国各地でセミナー講師もやっていて、200〜300ページ分/1カテゴリーのスライドをストックしているんですね。DX推進からデジタル化、生成AI、セキュリティ、マインドトランスフォーメーションまで、幅広いテーマの資料があります。
で、昨今の生成AIを使えば、20〜30ページのスライドなんて簡単に作れるじゃないですか。NotebookLMにウェブサイトや情報を入れれば、それを元に10枚〜15枚のスライドを作ってくれます。ChatGPTでもGeminiでも、工夫すればプレゼン資料を作って、PowerPoint形式でダウンロードできたりもします。
ところで——実際に使ってみると、そう簡単じゃないんですよね。
NotebookLMもCanvaも「修正できない」という壁
生成AIで作ったスライドの最大の問題は「修正しにくい」ことです。通常の生成AIでスライドを作ると、画像と文字が全部一体化されて出てきます。テキストだけ変えたい、表組みを修正したい——でも、できないんです。一度作ったら終わり。修正するには一から作り直し。
これ、わかりますか? まるでガチャガチャみたいなんですよ。数回くらい回してようやくいいものが出てきた。でも次のスライドでまたガチャガチャ……これでは時間がいくらあっても足りません。業務効率化どころか、逆に非効率になってしまう。
Canvaも試しました。デザイン性は高いのですが、同じように画像ででてきます。
では修正の方法は?AI生成した画像データをCanvaに取り込んでから編集するまでのステップが多く、一クッション、二クッション、三クッションと手間がかかってしまいます。
Google Apps ScriptとAdobeで試した回避策
一つの回避策は、Google Apps Script(GAS)を使う方法です。GoogleのプログラミングツールであるGASを使うと、テキストデータからPowerPoint形式のスライドを作れます。しかもテキストは修正可能な状態で出力される。
ただ、GASを書くのに時間がかかるし、万人向けとは言えません。もう一つは、NotebookLMでPDF出力して、Adobe AcrobatのOCR機能で文字認識させ、そこから修正するという方法。これも有効ですが、手順が多い。断言します。どれも「やや不便」なんですよね。
Figma×HTMLがDX推進の新常識になる理由
生成AIでテキストを作りFigma+HTMLtoDesign(無料)でHTML化すればスライドが作れる。文字はテキストのまま保持され修正可能。HTMLファーストが最も論理的なアプローチ。
そこで最近注目しているのが「Figma + HTMLtoDesignプラグイン」の組み合わせです。Figmaというのは、もともとウェブサイトのデザインツールです。ホームページを作る前にモックアップ(デザイン案)を作り、そこからウェブページとして切り出す——そういう仕組みが備わったデザインツールです。
しかも、Figmaは基本的に無料で使えます。私は「有料じゃないの?」と思って敬遠していましたが、実は無料なんですよね。ここ、大事です。
FigmaとHTMLtoDesignプラグインの組み合わせとは
やり方はこうです。まず、生成AIでスライドのテキスト構成を作ります。「近森満がDX推進で発表する事例を作りたい」と入力して、10枚分のタイトルと本文のテキストを出力させます。画像付きでなくていい、テキストデータで十分です。
次に、そのテキストデータをFigmaに入れます。そして「HTMLtoDesign」という無料のプラグインを使って、FigmaのデータをHTML形式に変換します。そうすると——スライドができるんです。しかも16:9のスライド形式で、文字もテキスト形式のまま保持されています。これが「HTMLファースト」の発想です。
HTMLがオーソドックスである本質的な理由
ここが面白いんですよね。皆さん、ウェブページを見るとき、文字をコピー&ペーストしますよね? それができるということは、ウェブページの文字は全部「テキスト形式」で存在しているということです。
ホームページはきれいなデザインに見えるけれど、裏側はHTMLというコードで書かれていて、文字は文字として、画像は画像として、表組みは表組みとして、それぞれが独立した部品として存在している。PowerPointも同じ構造です。
だから「生成AIでテキストを作り → Figmaに入れ → HTMLtoDesignでHTML化 → スライド形式で出力」という流れは、実は最も論理的な、オーソドックスなアプローチなんです。私、実は生成AIが出てきた最初の頃に「HTMLで作れるんじゃないか」と思っていたんですよね。当時はうまくいかなかったけれど、FigmaとHTMLtoDesignの登場で、その発想がついに実現できるようになった。
大事件を「1億円÷1億人=1円」に分解する発想
社会レベルの大事件は個人レベルでは小さな変化。「Figmaを使う」「HTMLtoDesignを試す」という行動へ分解することがマインドシフト。行動が変わって初めてマインドが変わる。
ここで最初の話に戻りましょう。「生成AIは大事件だ」という社会全体の話を、個人の単位に分解するとどうなるか? さっきの例えで言うと、1億円という大事件があったとして、1億人に分配すると一人1円です。それが「大事件の個人換算」です。社会レベルの大事件は、個人レベルでは「ちょっとした変化への対応」に過ぎない。
マインドシフトとは「大きな変化」を個人の行動に落とし込むこと
スライド作成の例で言えば、「AI活用で業務効率化」という大事件を個人の行動に落とし込むと、「Figmaを使う」「HTMLtoDesignプラグインを試す」という具体的なアクションになります。これがマインドシフトです。
大きな変化を「大変だ、大変だ」と言うだけでなく、その変化の要素を一つずつ分解して、自分が今日からできる行動に変換していく。それがDX推進における真のマインドトランスフォーメーションだと思います。
マインドチェンジというのは、単に考え方を変えることではありません。行動が変わってはじめてマインドが変わったと言える。だから「FigmaとHTMLtoDesignを試してみよう」という小さな行動が、実はDX推進の大きな一歩になるんです。
DX推進で求められるマインドトランスフォーメーションの実践
企業のDX推進担当者が陥りがちな罠があります。それは「ツールを導入すればDXが完了する」という思い込みです。ツールはあくまで手段です。生成AIもFigmaもNotebookLMも、使いこなす人間のマインドがなければ意味がない。重要なのは、「このツールは何を解決するのか」「どう組み合わせれば自分の業務に使えるか」を考える思考力です。
AIに振り回されるのではなく、AIを使いこなす側に回る。それがリスキリングの本質であり、DX推進における人材育成の核心です。
AI時代のリスキリングと業務効率化の具体策
最初にビジュアルテンプレートを作りテキストを流し込む。テキストはAIに、デザインは人間がコントロール。どのアウトプットを使うか判断する力がAI時代のリスキリング。
では、実際にどうリスキリングすればいいか? 私が実践している考え方をお伝えします。
テンプレートの重要性とビジュアルデザインの統一
デザイン会社がクライアントに最初にすることは「ビジュアルアイデンティティの確立」です。配色を決め、フォントを決め、ロゴを決める。それがあって初めて、カタログもチラシもサムネイルも統一感を持って作れます。
AI活用も同じです。最初に「ビジュアルテンプレート」を作ってしまえば、あとはそのテンプレートにテキストを流し込むだけ。生成AIが作ったテキストも、Figmaで作ったHTMLテンプレートに当てはめれば、ブランドイメージを損なわずに統一感のある資料が作れます。これがデータ活用の基本です。
生成AIをコントロールする側に回る思考法
生成AIを使っていると、ガチャガチャのように「今回は当たり、今回はハズレ」という感覚になることがあります。でも、そこから脱するには「AIをコントロールする構造」を作ることが大切です。
テキストはAIに任せ、デザインは自分でコントロールする。FigmaとHTMLtoDesignの組み合わせはまさにこの発想です。AIが得意なこと(テキスト生成)と、人間が判断すべきこと(デザインの選択と修正)を明確に分けることで、AGI(汎用人工知能)時代に向けた人間の役割が見えてきます。生成AIが進化してASI(超知性)の時代が来ても、「どのアウトプットを使うか判断する人間」の価値は変わりません。その判断力を磨くことこそが、AI時代の真のリスキリングです。
さいごに
大事件を分解し自分の行動に変換するのがマインドシフトの実践。AI時代のDX推進は「大事件だ」と叫ぶことではなく、業務にAIを組み込む小さな実験を続けること。
「生成AIで大事件が起きている」という声は確かに聞こえます。でも、大事件を分解していくと、それは実は私たち個人ひとりひとりの「小さな選択」の積み重ねで構成されているんですよね。
FigmaのHTMLtoDesignプラグインを試す。NotebookLMでスライドの骨格を作る。その一つひとつが、DX推進という大きな流れに自分を乗せていくための「1円の積み重ね」です。大事件に圧倒されるのではなく、大事件を分解して自分の行動に変換する——これがマインドシフトの実践だと私は思っています。
私自身、まだFigma×HTMLtoDesignを本格的に試せていません。でも、試してうまくいったら、またこうして皆さんに実戦形式でお伝えします。IT業界の経験を持つ私が言うのだから、信じてください——「HTMLがオーソドックス」というのは冗談でも過大評価でもなく、デジタル変革の本質を突いた言葉です。
AI時代のDX推進は、大きな声で「大事件だ」と叫ぶことではありません。自分の業務の一つひとつに、AIを組み込む小さな実験を続けること。その積み重ねが、あなたとあなたの組織のデジタル変革を着実に前進させていきます。
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よくある質問
重要なキーワード解説
マインドシフト(Mind Shift)
思考の枠組みや前提を根本的に変える、構造的な思考の転換。
マインドシフトとは、思考の枠組みや前提を根本的に変えることを指します。AI時代のDX推進において、マインドシフトとは「AIを怖れる」から「AIを使いこなす」への転換です。ツールの習得よりも、「AIと人間の役割分担をどう設計するか」という視点を持つことが本質です。近森満は「大事件を分解して個人の行動に落とし込む」プロセスそのものがマインドシフトだと語ります。マインドチェンジと似た言葉ですが、マインドシフトはより構造的な思考の転換を意味します。
リスキリング(Reskilling)
AIのアウトプットを評価・判断する能力まで含むスキルの再習得。
リスキリングとは、時代の変化に対応するために新しいスキルを習得し直すことです。AI時代のリスキリングで重要なのは、AIを「使う技術」だけでなく、「AIのアウトプットを評価・判断する能力」を磨くことです。生成AIがどれだけ進化しても、「このAI生成コンテンツは本当に使えるか」を判断するのは人間です。FigmaとHTMLの活用のように、AIの苦手な部分(細かい修正・デザイン判断)を人間が担う構造を作ることが、AI時代のリスキリングの具体像です。
マインドトランスフォーメーション(Mind Transformation)
DXにおける内面的変革。意識・価値観・行動様式の変容。
マインドトランスフォーメーションは、DX(デジタルトランスフォーメーション)における内面的変革を指す概念です。デジタル変革は技術の導入だけでは完成しません。それを使う人間の意識・価値観・行動様式が変わってはじめてDXは実現します。AGIやASIの時代を見据えると、「AIが何でもできる時代に人間は何をするのか」という問いへの答えを各自が持つことが求められます。マインドトランスフォーメーションとは、その問いへの回答を行動で示すことです。
著者紹介
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近森満(ちかもり みつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO / DXコンサルタント/IT人材育成/検定事業化
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定・+DX認定・アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。 |
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・IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
・一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
・電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
・組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
・ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
・経済産業省 地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
・経済産業省 地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
・デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
・DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
・一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
・”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
・アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
・一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)
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