名刺よりSNS?
AI時代の信用とセルフブランディング術
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5,621
Facebookのつながり
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2000+
音声配信の本数
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15年
SNS継続
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✍️ 近森 満(株式会社サートプロ 代表取締役CEO)
#セルフブランディング
#SNS発信
#E-E-A-T
#DX推進
・AIが「誰が言っているか」を評価するようになった変化
・「会社の信用」から「個人の信用」へのシフト
・信用が積み上がるSNS発信の3つの原則
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| 1SNS発信が「信用の源泉」になった時代背景 |
| 2AI検索時代に「個人」の情報発信が命運を分ける |
| 3信用が積み上がるSNS発信の3つの原則 |
| 4DX推進担当者こそSNS発信を戦略的に/さいごに |
| 5よくある質問(FAQ) |
SNS発信が「信用の源泉」になった時代背景
名刺交換は今も大切ですが、それだけでは信用を得にくい時代。実名・顔・経歴を出した一次情報の蓄積が、AI検索とE-E-A-Tで評価されます。
名刺の時代は終わっていない、でも足りない
ところで、皆さん、最後に名刺を渡した相手のことを、どれだけ覚えていますか?
正直に言いますね。名刺交換は今も大切なんですよ。でもそれだけでは、もはや信用を獲得できなくなってきている。これ、本当に重要なことなんです。
私はFacebookを始めて、かれこれ15年になります。当時は「SNSってどんなものだろう」という好奇心から始めました。IT系に身を置いていたこともあって、新しいテクノロジーは試してみる、というスタンスでね。そのFacebook、今ではフォロワー5,621人ほどとつながっています。
その多くはリアルで会ったことのある方々です。セミナー、商談、業界の集まり—そういう場でご縁があって、「Facebookでもつながりましょう」となる。つまり私にとってFacebookは、リアルなお付き合いのデジタル延長線なんですよね。だからこそ、投稿するのは自分の顔と名前を出した「一次情報」なんです。
GoogleとAIが「信用の定義」を塗り替えている
話は少し変わります。最近のGoogle検索やChromeのAI機能って、変わってきていますよね?検索結果の右側や上部に「参照元」として、様々なサイトのリンクが表示されるようになりました。企業サイトもあれば、個人ブログも、noteも、新聞社サイトも。「あなたの質問に一番近い情報はここにありますよ」という形でAIがキュレーションしてくれるわけです。
そこで重要になってくるのが、E-E-A-T(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trustworthiness)という概念です。Googleが推奨するコンテンツ品質の指標ですが、要は「経験・専門性・権威性・信頼性」ですよね。この中で特に今、重要性が増しているのが「Experience(経験)」です。あなた自身が実際に体験した、感じた、考えたこと—そういう一次情報が、AIに高く評価される時代になっているんです。
Facebookが「顔の見えるSNS」として強い理由
余談ですが、私がFacebookを続ける理由の一つに、「顔と名前がわかる信頼」があります。もちろん、なりすましアカウントやしばらく運用していないアカウントがないとは言えません。でも概ね、Facebookで真面目に発信している人というのは、自分の実名・顔写真・実際の経歴を出して投稿しているわけですよね。そこに信頼の根拠があります。
XやInstagramも素晴らしいプラットフォームですが、匿名アカウントが多い分、信頼の担保という点ではFacebookの方が一歩リードしていると私は感じています。これ、断言します。AI時代における「信用の源泉」は、あなたの一次情報の蓄積にあります。
AI検索時代に「個人」の情報発信が命運を分ける
評価軸は「何を書くか」から「誰が言うか」へ。会社の信用づくりから個人の信用づくりへシフトし、個人ブランドが企業のDXを後押しします。
AIは「誰が言っているか」を評価する
生成AIの普及によって、情報の評価軸が大きく変わりました。以前は「何が書いてあるか」が重要でした。SEOで言えば、キーワードの出現頻度とか、被リンク数とか。でも今は「誰が言っているか」という要素が加わってきたんです。
例えば、DX推進について発信している人が100人いたとします。その中で、AIがキュレーションする時に上位に来るのはどんな人でしょうか?経歴が明確で、発信を継続していて、実際の業務経験に基づいた一次情報を持っている人、です。これ、まさしくE-E-A-Tの話なんですよね。
そして重要なのは、このキュレーションはSNSの投稿にも及んでいるということです。FacebookやXへの投稿も、AIは参照元として使い始めています。あなたが日々発信している内容が、そのまま「信用の積み上げ」になっているわけです。
「会社の信用」から「個人の信用」へのシフト
これ、私自身が10年前に気づけなかったことでもあるんです。正直に言いますね。10年前の私は、「サートプロ」という会社の信用を高めることに注力していました。ウェブサイトを充実させて、検索エンジンで上位表示されるようにして、お客様から見て信頼できる会社に見せる。それが主な考え方でした。
でも「サートプロの社長の近森満って、どんな人なんですか?」という問いに対して、個人として答えられるコンテンツが少なかったんですよ。転機はコロナでした。人と対面で会えない時期が続いて名刺交換などできる状況じゃない。ではSNSで、ネットで「じゃあ、近森満という人間を知ってもらうにはどうすればいいか」を真剣に考えた。その結果、音声配信を始め、ブログを強化し、SNSへの投稿を充実させてきた。
今、「近森満」で検索すると、山ほど情報が出てきます。音声配信だけで2000回以上配信していますから、2000本以上のリンクがあるわけです。これが個人の信用資産、ストックコンテンツになっているんですよ。
デジタル変革の中で「個人ブランド」が企業価値を作る
ここ、本当に重要です。DX推進を進める企業の担当者や経営者の方に聞いてほしいんですけど。会社のDX推進と、個人のデジタル変革は、表裏一体なんです。
企業がAIを活用し、データ活用を進めようとしても、それを推進する人間の「信用」がなければ、社内外の協力を得られません。「この人が言うなら信じよう」という個人への信頼が、組織のDX推進を加速させるんです。
だからこそ、DX推進のリーダーや担当者こそ、個人としての情報発信を強化すべきだと私は強く思います。SNSで継続的に発信することで、「この人はDXについて深く考えている」という信用が積み上がっていく。それがいずれ、組織の変革を後押しする力になります。
実践:信用が積み上がるSNS発信の3つの原則
(1)一次情報を発信する、(2)継続性が信用を作る、(3)承認欲求から切り離す。この3原則が信用資産を積み上げるセルフブランディングの土台です。
| 原則 | 要点 |
|---|---|
| 1. 一次情報を発信 | 自分の経験・考え・感じたこと。二次情報(シェアや引用)だけでは固有の信用になりにくい。 |
| 2. 継続性が信用を作る | 筋トレや学びと同じく積み上げ。継続的な発信はAIのキュレーションでも上位に来やすい。 |
| 3. 承認欲求から切り離す | 「いいね」狙いではなく信用資産の構築へ。今日の投稿が5年後の信用になる長期視点。 |
原則1:一次情報を発信する
SEO要件でも触れましたが、AI時代で最も評価されるのは「あなた自身の経験・考え・感じたこと」です。ニュースのシェアだけ、他の人の発言の引用だけ—それは二次情報です。もちろん価値はありますが、あなた固有の信用にはなりにくい。
「今日の打ち合わせで感じたこと」「この本を読んで考えたこと」「お客様から学んだこと」—そういう具体的な体験談が、一次情報として価値を持ちます。私がFacebookに投稿しているのも、ほとんどがこの一次情報です。「今日考えたこと」「最近のAI動向で気になった点」「セミナーで感じた受講者の反応」—こういうリアルな体験の蓄積が、信用の源泉になっているんですよ。
原則2:継続性が信用を作る
「1回や2回投稿したって効果ないじゃないですか」そういう声、聞きます。その通りです。1回じゃ効果は出ない。でもね、これって、どんな信用構築にも言えることじゃないですか。筋トレも、勉強も、1日やっただけでは変わらない。継続することで積み上がる。SNS発信も同じです。
AIの観点から言っても、継続的な発信は重要です。「この人は定期的に質の高い情報を発信している」という実績が積み上がることで、AIのキュレーションで上位に来やすくなる。これがリスキリングにおいても重要な考え方です—学びを継続することで、人材としての市場価値が上がっていく。
原則3:承認欲求から切り離す
これ、マインドチェンジが必要な話です。「いいね!がもらえないから発信が続かない」という方、多いんですよね。わかります。誰だって反応が欲しいですよ。でもそれを主な動機にしてしまうと、バズる内容を追いかけるようになって、一次情報の発信から遠ざかってしまう。
SNS発信の目的を、「承認欲求の充足」から「信用資産の構築」にシフトしてほしいんです。これが、AI時代のマインドトランスフォーメーションの一つだと思っています。「今日投稿したことが、5年後の自分の信用になる」という長期視点を持てるかどうか。そこがセルフブランディングの成否を分けます。
DX推進担当者こそSNS発信を戦略的に/さいごに
AIが「人」を評価する時代。情報発信×専門性は採用ブランディングにもつながり、SNS上の一次情報の蓄積は個人にも会社にも「デジタル資産」になります。
AIが「人」を評価する時代の到来
AGI(汎用人工知能)への進化が議論される中、AIは単に情報を処理するだけでなく、「誰の情報か」を評価するようになっています。ASI(超知性)の時代が来れば、さらにこの傾向は強まるでしょう。そのとき、あなたのデジタル上の「人格」—発信内容の質と量と継続性—が、AIにとっての信用評価の基準になっていくはずです。
DX推進の現場では、業務効率化のためのAI活用ツールの導入が進んでいます。でもその前に、「人間側の信用づくり」を整えておくことが、これからのDX推進リーダーに求められることだと私は思っています。
「情報発信×専門性」で市場価値が上がる
人材育成の観点からも、SNS発信の意義は大きいです。特に技術系・DX系の人材が自分の専門性をSNSで発信すると、採用ブランディングにもつながります。「この会社にはこんな知見を持った人がいる」というシグナルが、外部からの信頼を高めます。
個人にとっても、会社にとっても、SNS上の一次情報の蓄積は「デジタル資産」なんです。データ活用の時代に、自分のデータを自分で作っておく—これが最強のAI活用術の一つと言えるかもしれません。
今日からできる小さなマインドシフト
「わかりました、やってみます」という方に、一つだけお伝えします。完璧な投稿を目指さなくていいです。最初は一言でいい。「今日、こう感じた」でいいんです。継続することが最優先です。
私自身、昔はそんなに積極的に個人発信していませんでした。でも続けてきた結果、今では「近森満」という名前がデジタル上で相当の信用を持つようになった。それは一朝一夕ではなく、毎日の小さな積み重ねの結果です。あなたも、今日から始めてみてください。名刺よりも強い信用が、SNSの向こうに待っています。
さいごに
AI時代の「信用」は、肩書きでも名刺でもなく、デジタル上に積み上げた一次情報の厚みによって決まる時代になってきました。これは否定したくなる人もいるかもしれないけれど、私は現実としてそう感じています。
ポジティブに捉えれば、チャンスでもあります。過去のキャリアや学歴に関係なく、今日から発信を始めた人が信用を積み上げていける。SNSというプラットフォームが、その舞台を平等に提供してくれているわけです。
DX推進、AI活用、リスキリング——どの文脈においても、「この人の言葉は信頼できる」という個人への信用が、変革を加速させる最大のエンジンになります。まずは一歩。今日感じたことを、一言でいいので発信してみてください。それがあなたの信用資産の第一歩です。
よくある質問
重要なキーワード解説
セルフブランディング
自分の強み・専門性を意図的に構築・発信する活動。
セルフブランディングとは、個人が自分自身の強み・専門性・価値観をブランドとして意図的に構築・発信していく活動のことです。企業がブランディングを行うように、個人も「近森満といえばDX推進・AI教育の専門家」というようなポジションを、継続的な情報発信を通じて確立していきます。AI時代においては、SNSや音声配信・ブログなどを通じたデジタル上のセルフブランディングが、就職・転職・ビジネス機会の獲得に直結する重要な活動となっています。
E-E-A-T(イーイーエーティー)
経験・専門性・権威性・信頼性というGoogleの品質指標。
E-E-A-Tとは、Googleがコンテンツ品質を評価する際に重視する4つの要素——Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)——の頭文字を取った概念です。特にAI検索が普及した現在、「実際にその経験をした人が書いた一次情報」が高く評価されます。DX推進の担当者や専門家が自らの実体験をSNSやブログで発信することは、このE-E-A-Tを高める上で非常に効果的です。
マインドトランスフォーメーション
DXに不可欠な思考様式・価値観・行動様式の変革。
マインドトランスフォーメーションとは、デジタル変革(DX)を推進するうえで不可欠な「思考様式・価値観・行動様式の変革」を指します。ツールやシステムを導入するだけではDXは進まず、関わる人々の意識・マインドが変わって初めてデジタル変革が実現します。SNS発信においても、「承認欲求のための投稿」から「信用資産構築のための投稿」へとマインドを転換することが、継続的・戦略的なセルフブランディングの土台となります。AI時代においては、このマインドシフトこそが個人の市場価値を大きく左右します。
著者紹介
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近森満(ちかもり みつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO / DXコンサルタント/IT人材育成/検定事業化
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定・+DX認定・アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。 |
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・IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
・一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
・電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
・組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
・ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
・経済産業省 地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
・経済産業省 地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
・デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
・DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
・一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
・”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
・アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
・一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)
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