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生成AIで「楽になる」は嘘だった?忙しさを減らすために手放すべきもの

2025年1月26日

【目次】

  1. 生成AIは本当に「楽にする」ものか?
  2. 忙しさを減らす鍵は「手放すこと」にある
  3. マインドセットの変革と効率的な働き方へのシフト
  4. まとめ:効率化と手放すべきもの

 

【記事概要】

生成AIは「業務を楽にする」と広く宣伝されていますが、実際には新しい負担を生み出す可能性もあります。

本記事では、生成AIの本質的なメリットと限界を探りつつ、効率化がもたらす課題を解説します。また、忙しさを減らすために手放すべき「無駄なプライド」や「過剰な情報」など具体的な提案を通して、AI時代の働き方における解決策を提示します。

超知性時代に向けたマインドセットの変革と、効率的な働き方へのシフトがカギとなります。

 

【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

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生成AIは本当に「楽にする」ものか?

生成AIの登場は、多くの人々に「働き方が楽になる」という期待を与えました。膨大な情報を瞬時に整理し、文章や画像を生成する技術は、これまで人間が費やしてきた時間を大幅に削減する可能性を秘めています。しかし、それは本当に「楽」なのでしょうか?

一見すると、生成AIは作業効率を飛躍的に向上させるように見えます。たとえば、プレスリリース作成のような業務が数時間ではなく数分で完了することもあります。

しかし、生成された結果を確認し、修正し、最終的な形にするプロセスは依然として人間の手を必要とします。この確認作業や、AIによる提案の選択肢が増えたことで、逆に意思決定のエネルギーが増大するという問題が指摘されています。

 

事例: プレスリリースの作成時間短縮とその影響

以前、プレスリリース作成に1週間を費やしていた作業が、生成AIの導入により1日で完了するようになりました。

しかし、これに伴い、短期間で複数のプロジェクトを処理するプレッシャーが増加。最終的には、効率化による恩恵以上に精神的な負担が増大した例があります。

 

 

忙しさを減らす鍵は「手放すこと」にある

効率化が新たな負担を生む理由の一つに、私たちが不要なものを抱え続ける傾向が挙げられます。以下に、忙しさを減らすために手放すべき6つのポイントを挙げます。

1)無駄なプライド

「これができなければならない」「完璧でなければならない」といった無駄なプライドが、時間とエネルギーを奪います。職場でも後輩に質問することを躊躇するなど、こうしたプライドを捨てることが重要です。

 

2)他人の評価軸

他人の目や評価を気にしすぎると、自己判断が曖昧になります。他人の基準ではなく、自分の価値観に基づいて行動することで、不要なストレスを軽減できます。

 

3)過剰な情報

TikTokやYouTubeの早回し視聴など、情報の過剰摂取は集中力を奪います。本当に必要な情報を選別し、過剰な情報を手放すことが必要です。

 

4)変えられない過去と後悔

過去の失敗や後悔に縛られるのは生産的ではありません。未来に目を向けることで、前進するエネルギーを得られます。

 

5)まだない将来への不安

将来の不確実性を心配しすぎることも時間の浪費です。現状に集中し、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。

 

6)「普通」という名の基準

「普通であるべき」という固定観念は、新しい挑戦を妨げます。自分自身の基準を明確にし、それに従うことが重要です。

 

 

マインドセットの変革と効率的な働き方へのシフト

AI時代に求められるのは、単なる技術の活用だけではなく、マインドセットの変革です。重要な選択肢だけを残すことで、より迅速かつ正確な判断が可能になります。

また、生成AIを「補助ツール」として捉え、人間が行うべき創造的な作業や意思決定を最適化することが肝要です。このためには、AIが得意とする分野と、自分自身が取り組むべき分野を明確に分けることが求められます。

 

 

まとめ:効率化と手放すべきもの

生成AIの効率化効果は確かに魅力的ですが、その恩恵を最大化するためには「手放すべきもの」を見極め、忙しさを本質的に減らす努力が必要です。無駄なプライドや過剰な情報を手放し、意思決定を効率化することで、より創造的で充実した働き方を実現できます。

 

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。

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【著者情報】

近森 満(ちかもり みつる)
株式会社 サートプロ 代表取締役CEO(人材育成・教育支援)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
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