生成AI最前線:LLMからAIエージェントまで加速する競争
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3大AI
ChatGPT/Gemini/Claude
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Agent
自律実行の次段階
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→AGI
汎用人工知能へ
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✍️ 近森 満(株式会社サートプロ CEO)
#生成AI
#AIエージェント
#LLM
・ノンプログラマーにまで広がる生成AI活用の現在地
・AIエージェント/エージェントブラウザが切り開く次のフェーズ
・画像・動画生成AIの進化と「AI疲れ」問題
・キャズムを超えAGIへ向かう生成AIと、今やるべき業務効率化・組織変革
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| 1三大生成AI——それぞれの立ち位置 |
| 2ノンプログラマーが生成AIを使い始めた |
| 3生成AIで経営者の「できること」が広がった |
| 4AIエージェントが次のフェーズを切り開く |
| 5画像・動画生成AIの現在地と「AI疲れ」問題 |
| 6キャズムを超えた生成AI——AGIへの道筋 |
| 7DX推進×生成AI——今すぐやるべき業務効率化 |
| 8AIエージェント時代に向けた組織変革の準備 |
| 9よくある質問(FAQ) |
おはようございます。IT教育サービスと生成AIを実践するサートプロ代表の近森満です。
今年に入ってから、本当に生成AIの成長が目覚ましいんですよね。「AIって結局どこまで使えるの?」という疑問を持っている方も多いと思いますが、今回はその最新状況を、現場で実際に使い続けている私の視点からお伝えしたいと思います。
三大生成AI——ChatGPT・Gemini・Claude、それぞれの立ち位置
「どれを使うか」は職種と目的次第。Claudeは開発とMCP、ChatGPTはビジネス全般、GeminiはGoogle連携が強み。使い分けが鍵です。
まず皆さんがよく知っている三大生成AIといえば、ChatGPT・Gemini・Claudeですよね。「結局、どれを使えばいいの?」という質問は、DX推進の現場でも本当によく聞かれます。
これ、実は使う人の職種や目的によってかなり違ってくるんです。
まずClaudeです
Claudeはエンジニアが最初にどハマりしました。なぜかというと、プログラミングやホームページ生成がとにかく強かった。そこにMCP(Model Context Protocol)という仕組みが加わったことで、他の生成AIやツールとの「橋渡し役」として一気に普及が加速しました。
MCPって何かというと、簡単に言えば「AIとAIをつなぐコンセント」みたいなものです。コンセントを刺せば電気が流れるように、MCPでつなげばAIどうしが情報をやり取りできるようになる。Claudeはこのコンセント規格を一番最初に整えたことで、エンジニアの間で「Claudeが一番便利」という評価が定着したんです。
さらに最近では、確定申告でClaudeを使ったら「めちゃくちゃ優秀だった」という声があちこちから上がってきています。エンジニア以外の人たちにも、その優秀さが伝わり始めているわけです。
実は登場初期から言われてきたのですが、日本語の生成品質が非常に高いと評判です。
そしてChatGPT
ChatGPTはもう、ビジネスパーソン全般に浸透していますよね。業務効率化のベーシックツールとして、会議の議事録作成から企画書のたたき台づくりまで、幅広く活用されています。マルチモーダルというキーワードの先駆けのような存在です。
さらにGemini
GeminiはGoogleサービスを使っている組織にとって強力な味方です。GmailやGoogleドキュメントとの連携が自然で、社内のワークフローに組み込みやすい。私自身も会社でGoogle work placeを会社のプラットフォームとして使っているのでGeminiを活用しています。
実は私、最近はこの三つ——ChatGPT・Gemini・Claude——をうまく使い分け?ています。一箇所にすべてのノウハウを蓄積するために、メインはChatGPTに絞りつつ、用途に応じてClaudeやGeminiを使うという感じですね。
ノンプログラマーが生成AIを使い始めた——これが本当に面白い
SaaSにAIが搭載され、生成AIはエンジニアのものから「基本リテラシー」へ。毎日使う人が着実に増えています。
ところで、最近特に面白いと感じているのは、プログラマーでも、ITエンジニアでもない人たちが、ガンガン生成AIを使い始めているという現象です。
以前は「生成AIはエンジニアのもの」という印象がありました。でも今は違います。SaaSツール(ノーコードアプリやビジネスアプリ)にAIが搭載されてきたことで、普通のビジネスパーソンが当たり前のようにAIを使う時代になってきたんです。
毎日生成AIを使っている人の数は、着実に増えています。これはスマートフォンやパソコンを当たり前に使うのと同じ流れで、もはや「特別なスキル」ではなく「基本リテラシー」になりつつある。
生成AIで経営者の「できること」の幅が広がった
生成AIは経営者にとって「ドラえもんのポケット」「銀の弾」。外注や依頼が必要だった作業を自分で試せ、挑戦の幅が広がります。
余談ですが、私自身の話をすると——生成AIを本格的に使い始めてから、以前は外注したり従業員に頼んでいた作業が自分でできるようになったんですよね。
もちろん、業務量が減ったかというとそうでもないんですけど(笑)、「あれもやりたい、これもやりたい」というアイデアをすぐに試せるようになった。経営者にとって生成AIは、「ドラえもんのポケット」や「アラジンの魔法のランプ」みたいなもの、「シルバーバレット(銀の弾)」と言ってもいい。特に「これからもっとビジネスを広げたい」「新しいことにチャレンジしたい」という経営者の方には、本当に強力な武器になります。これ、本当に重要です。
AIエージェントが次のフェーズを切り開く
AIエージェントは自律的に複数タスクをこなすAI。エージェントブラウザにより、これまで人手が必要だった定型作業を委任できます。
AIエージェントとは何か?
最近、「AIエージェント」という言葉をよく耳にしませんか?これが今、生成AI活用の次のステージとして注目されています。
AIエージェントとは、簡単に言えば「自分で判断して、複数のタスクを自律的にこなすAI」のことです。今までの生成AIが「質問に答える係」だとしたら、AIエージェントは「複数の仕事を自分でこなすアシスタント」。
例えばChatGPTには「Operator」、PERPLEXITYにも独自のエージェント機能があります。ClaudeもComputer Useという機能で、パソコンの画面を見ながら操作するエージェントとして動くことができます。まるで人間のアシスタントが画面を見ながら仕事をするように、AIが自律的に動くイメージですね。
エージェントブラウザが変えるもの
特に注目しているのが「エージェントブラウザ」です。ブラウザ自体にAIエージェントが組み込まれることで、インターネットを自動的にリサーチしたり、フォームを記入したり、複数のタスクをまとめて処理したりできるようになります。
これ、DX推進の観点からすると相当インパクトがあります。なぜなら、今まで「人がやるしかない」と思っていた定型作業の多くが、エージェントに委任できるようになるからです。
画像・動画生成AIの現在地と「AI疲れ」問題
画像生成は進化するも「画像疲れ」が発生。一方、Soraのような動画生成は次のビッグウェーブとして本格活用フェーズが来ます。
画像生成AIは急速に進化したが……
生成AI競争の中で、画像・動画生成の分野も急速に進化しています。Midjourneyを筆頭に、様々な画像生成ツールが登場し、誰でも高品質な画像を作れるようになりました。
でも——ここで正直に言うと——「画像疲れ」という現象が起きているんですよね。変な画像がいっぱい出てきたり、NotebookLMで作る画像が「みんな同じような感じ」になってきたり。最初の頃は「すごい!」と思っていたのに、生成画像があふれかえることで逆に信憑性が下がってしまう、という問題が出てきています。
これって、何でも「〇〇疲れ」が起きやすいインターネット社会の縮図でもありますよね。
それでも動画生成は次のビッグウェーブ
ただし、動画生成については別の話です。Soraのような動画生成AIが本格的に普及し始めると、広告制作・教育コンテンツ・マーケティングの現場が大きく変わります。すごいものができているのは間違いなく、これから本格的な活用フェーズが来ると私は見ています。
キャズムを超えた生成AI——AGIへの道筋
ユーザー増→データ増→さらに賢くなる好循環でキャズムを突破。次はAGI。求められるのは「AIと共に働く方法」を身につけることです。
普及の「山」を越えるとき
「キャズム」という言葉を聞いたことがありますか?テクノロジーの普及における「越えなければならない壁」のことです。生成AIは今まさにこのキャズムを越えようとしているフェーズにある、と私は強く思います。
たくさんの人たちが使い始めることで、さらに進化が加速する。ユーザーが増えれば増えるほどデータが集まり、AIはより賢くなる。この好循環が生まれることで、生成AIはさらに次のステージへと向かっていきます。
AGIが来たとき、何が変わるか
そしてその次に来るのが、AGI(汎用人工知能)です。AIエージェントが進化した先にAGIがある、というイメージを持ってください。
AGIが実現したとき、最も影響を受けると言われているのがホワイトカラー——つまり事務職の方々の業務です。仕事そのものがなくなるというより、業務の中の定型的な「作業」の部分がAIに代替されるということですね。
例えば、MicrosoftのCopilotがOfficeに組み込まれてきていますよね。WordやExcelでの作業にAIが入ってくると、これまで時間をかけていた資料作成や分析作業の多くが自動化されます。さらにAGIが加わると、フィジカルな作業領域にまで影響が及んでくる可能性があります。
「自分の仕事は大丈夫か?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、重要なのは「AIと共に働く方法を身につける」こと。AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなして生産性を飛躍的に高める人材になることが求められています。
DX推進×生成AI——今すぐやるべき業務効率化の実践
「AI活用=難しい」は思い込み。目的ありきで導入し、自社データとRAGで組み合わせると「自社専用の超優秀なアシスタント」が生まれます。
「AI活用=難しい」という思い込みを捨てよう
DX推進の現場で、こんな声をよく聞きます。「うちの会社にはまだ早い」「AIを使うには専門知識が必要」……これ、全部思い込みです。断言します。
今の生成AIは、専門知識なしで使えます。ChatGPTもClaudeもGeminiも、普通の言葉で質問するだけで使える。難しいコードを書く必要も、特別な機材も要りません。
ただし、何でも生成AIに任せればいいかというと——そうではありません。「AI使って余計なことをやっちゃう」という事例も出てきています。AI活用は目的ありきが大原則。「何を効率化したいか」を明確にしてから導入することが重要です。
リスキリングとして生成AIを学ぶ意義
人材育成の観点からも、生成AIの活用スキルは今後必須になってきます。これはリスキリングの重要なテーマです。
特にDX推進担当者には、生成AIを自分で使いこなしながら、組織全体への展開を図るという役割が求められています。「私は使えるから部下にも教える」という連鎖反応を起こすことで、組織全体のAI活用レベルが底上げされていくんですよね。
マインドシフトという言葉をよく使いますが、生成AIの活用においても同じです。「AIは難しい」から「AIは使いやすいツール」へのマインドチェンジが、DX推進の第一歩です。
データ活用と生成AIの組み合わせがDXの鍵
生成AIの真価が発揮されるのは、自社のデータと組み合わせたときです。社内のナレッジベース、顧客データ、業務ログ——これらをRAG(Retrieval-Augmented Generation)などの技術で生成AIと組み合わせることで、「自社専用の超優秀なアシスタント」が生まれます。
これがデジタル変革(DX)の本質的な価値であり、単なるツール導入ではない、真のDX推進の姿です。
「使いすぎ注意」と「使わなすぎ注意」のバランス感覚
ここで少し実践的な話をしますね。
生成AIには課金上限(リミット)があります。使いすぎると制限がかかってしまう。私自身、Claudeを使いすぎてリミットに当たった経験があります。だから使い分けが大切なんですよね。
三大AIを使い分けるコツは、プログラミング・複雑な分析はClaude、日常的な質問・コンテンツ作成はChatGPT、Googleサービス連携・リサーチはGeminiという感じで役割を分けると、お互いの強みを活かせます。
また、「使わなすぎ」も問題です。AIを使わないことで、競合に差をつけられてしまう時代になっています。重要なのはバランス——目的を持って、適切なツールを適切な場面で使うこと。
AIエージェント時代に向けた組織変革の準備
今は「種まきの季節」。AIへの投資が3年後・5年後の差になります。特定ツールより「学び方を学ぶ」姿勢が重要です。
「AIと協働する組織」へのマインドトランスフォーメーション
AIエージェントが本格普及すると、組織の在り方も変わってきます。今まで10人でやっていた仕事が5人でできるようになる可能性がある。でもそれは「人を減らす」という話ではなく、「同じ5人でより大きな価値を生み出せる」という話です。
マインドトランスフォーメーション(思考そのものの変革)が必要です。「AIに仕事を奪われる」という恐怖心から、「AIで自分の可能性が広がる」という期待感へ——この転換が、これからの組織に求められる最も重要な変化です。
「種まきの季節」に何をするか
私はよく今の時代を「種まきの季節」と呼んでいます。今AIに投資する——時間的にも金銭的にも——ことが、3年後・5年後の大きな差になる。
生成AIを今使いこなせている人と、「まだいいや」と思って後回しにしている人。この差は、時間が経てば経つほど大きく開いていきます。今どれだけAIを使っているか、エージェントに期待しているか。それが未来への「防ぎ」(備え)になるんですよね。
学び方を学ぶ時代
これからはね、やっぱり「学び方を学ぶ」ことが大切になってきます。生成AIの進化は速すぎて、特定のツールの使い方を覚えても、すぐに新しいものに置き換わってしまう。
重要なのは「どうやってこれをうまく使っていくか」という考え方そのもの。この問いを本気で自分なりに考えていく——そんなステージに、私たちは今差し掛かっているんじゃないかなと思います。
さいごに
生成AIは「可能性を広げる相棒」。まず一つを毎日5分触ること。その積み重ねが半年後・1年後の大きな差になります。
今日は生成AI最前線として、LLM・AIエージェント・画像動画生成まで幅広くお話ししました。「難しそう」「うちにはまだ早い」という声は毎日のように聞きますが、実際に使い始めた人たちは口を揃えて「もっと早く始めればよかった」と言います。
私が最も大切にしているのは、生成AIを「ツール」として捉えるのではなく、「自分の可能性を広げる相棒」として捉えることです。ChatGPT・Gemini・Claude——どれでも構いません。まず一つを毎日触ってみてください。最初は5分でいい。その5分の積み重ねが、半年後・1年後の大きな差になります。
AIの進化はまだまだ続きます。LLMからAIエージェントへ、そしてAGIへ——この流れは誰にも止められません。大切なのは、この波を恐れずに乗りこなす準備をすること。あなたのDX推進・AI活用の一歩を、今日から始めてみてください。きっと、世界が変わって見えてくるはずです。
よくある質問
重要なキーワード解説
LLM(大規模言語モデル)
LLMとはLarge Language Modelの略で、膨大なテキストデータを学習した大規模な人工知能モデルのことです。ChatGPT・Claude・GeminiはすべてLLMをベースにしており、人間のような自然な会話や文章生成が可能です。DX推進において、LLMは業務の自動化・効率化の核心技術として位置づけられています。単なるチャットボットとは異なり、複雑な推論・翻訳・要約・コード生成など多様なタスクをこなすことができます。
AIエージェント
AIエージェントとは、自律的に判断して複数のタスクを連続して実行できるAIシステムです。従来の生成AIが「質問に答える」だけだったのに対し、AIエージェントは「目標を設定して、自分で手順を考え、実行し、結果を確認する」という一連のプロセスを自律的に行います。DX推進・業務効率化において、定型業務の自動化やAGIへの橋渡し役として注目されています。
AGI(汎用人工知能)
AGIとはArtificial General Intelligenceの略で、人間と同等以上の知的能力を持つ汎用的な人工知能を指します。現在のAIが特定タスク特化型(例:画像認識、文章生成)なのに対し、AGIはどんな知的作業も人間レベル以上でこなせる「汎用性」を持ちます。専門家の間では2030年代の実現可能性も議論されており、マインドシフト・リスキリング・マインドトランスフォーメーションを含む社会変革への備えが今から求められています。
著者紹介
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近森満(ちかもり みつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO / DXコンサルタント/IT人材育成/検定事業化
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定・+DX認定・アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。 |
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・IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
・一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
・電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
・組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
・ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
・経済産業省 地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
・経済産業省 地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
・デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
・DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
・一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
・“一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
・アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
・一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)
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