こんにちは! 株式会社サートプロです。
いつもメルマガを読んでいただき、ありがとうございます!
今回は最後に、今後、メールマガジンで取り上げてほしいテーマを
大募集しております。ぜひ、最後までご一読ください。
前回にご紹介したGoogleの生成AIツール「NotebookLM」ですが、
非常に大きな反響をいただきました。
今回は、より実践的な使い方や、日々のアウトプットを「知の資産」に
変える手法をご案内いたします。
私たちは社内会議や取引先との打合せ、SNSやブログへの投稿など、
毎日、大量の情報をアウトプットしています。
しかし、その多くが「発信して終わり」になっていないでしょうか。
「あの時に話した内容、どこだっけ…?」と探し回ったり、せっかくの
知見が整理されずに埋もれてしまうのは、情報ロスにて勿体ないと
感じています。
今回は、そのNotebookLMを「毎日の発信」や「週ごとのまとめ」と
いった習慣化の実践例としてご紹介します。
1.もう一度「NotebookLM」について
前回の内容を忘れている方もいると思います。
改めて、NotebookLMの特徴についてご説明しておきましょう。
NotebookLMは、Google社が開発した「生成AI」の技術を使用し、
自分だけの知識ベースを作れる新しいサービスです。
自分が用意したテキストやPDF、Webサイトなどを読み込ませると、
その内容をAIが理解し、まるで優秀なAI秘書のように資料に関する
質問に答えたり、要約やアイデア出しを手伝ったりしてくれます。
一般的な生成AI(ChatGPT等)との大きな違いは、インターネット上
の不確かな情報ではなく、あくまで学習された自分の資料に基づいて
応答します。
そのため、情報の信頼性が高く、専門的な内容の分析や整理に非常に
向いているのです。
2.【実録】音声配信が「週刊レビュー」に進化
弊社代表の近森 満の音声配信をNotebookLMを使い、「週刊パーソ
ナルポッドキャスト」として再発信する、というサイクルを構築しました。
「毎日チェックするのは大変」というリスナーの方にも要点を届けられ、
制作サイドも1週間の内容を振り返ることができる貴重なコンテンツと
なっています。
その具体的なプロセスは、以下の通りです。
①毎朝、音声配信(ビデオ付き)をSpotifyで公開
(Spotifyには自動で文字起こしをしてくれる便利な機能があります)
②その文字起こしを、ChatGPTを使ってブログ記事用にリライト
(ここでサムネイル画像なども生成AIで作成します)
③完成した記事をnoteや自社のブログに投稿
④1週間分のブログ記事を、まとめてNotebookLMに読み込ませる
⑤NotebookLMに「今週の重要なポイントを要約して」と指示し、概要
を生成
⑥その要約を元に「週刊まとめ」として、新たな音声コンテンツを収録し
再配信!
この仕組みの本質は、単なる作業の自動化ではありません。
AIの力を借り、日々の断片的なアウトプットを価値ある「知のストック」
へと昇華させるプロセスなのです。
3.「個人のDX」 生成AIは思考の補助輪
DX(デジタル・トランスフォーメーション)と聞くと、つい大きな組織
の話だと思いがちですが、「個人のDX」も重要です。
今回のNotebookLMのようなツールは、まさにそのための思考の
補助輪です。
・「毎日発信する」(アウトプット)
・「記録を残す」(テキスト化)
・「AIと振り返る」(NotebookLMで要約・分析)
・「価値を加えて再発信する」(週刊レビュー)
このサイクルを回すことで、自然と思考の筋トレができます。
自分が発した言葉を、AIの客観的な視点を通して再解釈することで、
新たな気づきやアイデアが生まれる。
これは、AIと共に自分自身が成長していく、新しいリスキリングの形
となるのです。
1つの情報源から、多様な価値を生み出すことがこれからのビジネス
パーソンにとって大きな武器となります。
4.あなたなら、どう使う?
今回ご紹介した「音声配信 × 生成AI」サイクルは、あくまで一例です。
・営業職:1週間の商談メモをNotebookLMに読み込ませ、週末に
「成功パターンの要約」「次週の戦略案」をAIと壁打ちする。
・企画職:集めた参考資料や議事録などを元に、「企画の骨子案」や
「プレゼン資料の構成案」をAIに作らせる。
・管理職:チームメンバーの日報や報告書を読み込ませ、「プロジェクト
の進捗サマリー」や「潜在的な課題」を抽出させる。
このように、使い方は無限大です。
生成AIを使用して、自分の思考や経験を自動で構造化して再利用する
スキルは、間違いなくあなたの市場価値を高めます。
ぜひ、NotebookLMを思考の相棒として、あなたも自分だけの「知の
資産化」を始めてみませんか?
いかがでしたでしょうか?
すこしでも皆さまの気づきになれば幸いです。
それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう!
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