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2026年春、新入社員研修のメイン講師サブ講師が足りないので協力してください!『ちょっと切実な「お願い」』

2026年1月9日
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【記事概要】

2026年春、新入社員研修の現場で静かに、しかし確実に深刻化しているのが「講師不足」という問題です。本記事では、Java研修や組込み(C言語)研修を中心に、なぜ毎年4月になると全国一斉で講師が足りなくなるのか、その構造的な背景を整理します。
日本特有の一斉入社・一斉研修という仕組み、研修会社が講師をどのようにやりくりして現場を回しているのか、メイン講師とサブ講師の役割の違い、そして現場経験者が今あらためて求められている理由について、実務の視点から丁寧に解説していきます。
あわせて、50代でキャリアチェンジに踏み出したリスナーからのコメントを手がかりに、「与えられた仕事」から「自ら生み出す仕事」へ移行する難しさや、学び直しのリアルにも触れていきます。これはSpotify配信をもとにした近森満の思考ログであり、講師不足という業界課題と、次世代を育てる側に回るという選択肢を読者自身の問題として考えるための記録です。

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【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

今日は、いつものDXやAIの話…ではなく、『ちょっと切実な「お願い」』から始めたいと思います。
正直に言います。2026年春の新入社員研修、講師が足りません。

いや、毎年足りないんです。
でも来年は、例年以上にヤバいんです!
その理由と背景、そして「なぜ今、あなたに声をかけているのか」を、今日はちゃんと説明します。

日本だけの“4月一斉スタート”という特殊構造

まず前提から。
日本の新入社員研修って、世界的に見るとかなり特殊です。

4月1日に入社式。
そこから一斉に新入社員としての最初の業務、研修が始まります。

これ、アメリカやヨーロッパでは基本ありません。
海外ではインターンや契約社員、プロジェクトベースの仕事を通じて、徐々に職業人になっていくのが普通です。

一方、日本はどうか。
学生から社会人へ、一気に環境が切り替わる。
では、どんなことから始めるかというと、

  • 名刺の出し方

  • 挨拶の仕方

  • メールの書き方

  • トラブル時の対応

  • メンタルの整え方、など

こうしたヒューマン系研修は、入社前研修である程度カバーされます。

でも問題はここからです。

IT研修は「入社後」でないと成立しない

IT研修、つまり
プログラミング・設計・開発の話は、入社前にはなかなかできない。

なぜか。

  • 企業ごとに使うプログラミング言語が違う

  • ソフトウェア開発ルールも文化も違う

  • ソフトのバージョンアップの頻度が高い

結果として、
4月〜6月に、全国一斉でIT研修が走る

Java研修
C/C++研修
組込み研修
サーバー・ネットワーク研修、など

これが毎年、全国で同時多発的に始まります。

研修業界の裏側は「講師のパズル」

ここ、あまり表に出ない話をします。

研修会社は、2月〜3月に何をしているか。
講師のパズルです。

  • このメイン講師をA社へ

  • 次の週はB社へ

  • 3日終わったらC社へ

  • その翌日から別拠点へ

もう、ぐるぐる回す。
本当にパズル。

本当はサブ講師をつけたい。
でも人が足りない。

だから
「サブ講師の人、今回はメイン講師でお願いします」
そんなお願いをしながら、ギリギリで回しているのが現実です。

なぜ講師が増えないのか?

理由はシンプルです。

新入社員研修は
4月〜6月に集中します。

でも、それ以外の時期は?
元エンジニアであれば開発案件に入ったり、コンサルタントとしてプロジェクトに参加したり、企業のサポートを請けたりしています。

講師業をやりたい、後進の育成をしたい、自分の経験やスキルを活かしたい。
そう思っている人は、確実にいます。

ただ、正直に言うと、生活があります。
住宅ローンもあれば、家族もいる。
年間通して仕事が安定しない働き方に、簡単に飛び込める人ばかりではありません。

「やりがい」と「生活」のバランス。
ここが、講師が増えない一番の理由です。

新入社員研修以外は「ある時仕事」

企業は人材育成として研修費用を予算化していますが、スキルアップ、リスキリング、生涯学習、企業によっていろいろな施策があります。

  • 今年は管理職研修

  • 来年はマネジメント研修

  • 再来年は別テーマ…

つまり、
年間を通じて固定である研修は「新入社員研修」だけ

講師という仕事は、

  • 4〜6月:新入社員研修

  • それ以外:自分で仕事を探す

この働き方になります。

正直、安定とは言えません。

だから
「現場の仕事を止めてまで講師になる」
人は、そう多くない。

それでも講師になる人たち

一方で、確実に存在します。

  • 会社を辞めた人

  • リタイアした人

  • これまで開発一筋だった人

「新人に教えたい」
「後進を育てたい」

そう思って講師になる人たち。

実は、世の中の講師の多くは、最初から“教えるプロ”ではありません。
現場経験者が、教えながら講師になっていく。

ただし、人間ですので、年齢と体力の問題もあります。

80歳まで立ち続けるのは、正直きつい。
だから毎年、世代交代があり常に講師が少ない状況なんです。

今回、募集している講師の内容

今回お願いしたいのは、主に2つです。

1. Java研修の講師・サブ講師

  • カリキュラムあり

  • テキストあり

  • 演習あり

一から教材を作る必要はありません。

Javaでの開発経験があればまずは大丈夫です。

講師は「教えること」に集中できます。

  • アンケート

  • QA対応

  • レポート提出、など

これらの仕組みは、企業側で用意されています。

2. 組込み(C言語)研修の講師・サブ講師

  • 家電

  • 自動車

  • 制御系

こうした現場経験があればOK。

デバイスもこちらで用意します。
基本、身一つで参加できる

もちろん事前準備は必要です。

  • メイン講師との打合せ

  • テキストを読む

  • 演習を一度やってみる

でも、ゼロからではありません。

サブ講師という選択肢

「いきなりメイン講師として教壇に立つのは不安」

それ、普通です。

でもサブ講師からなら、

  • 困っている受講生のフォロー

  • 先生の説明を噛み砕いて伝える

  • 演習時の個別サポート

話さなくてもいい。
寄り添う役割です。

必要なのは、
「現場でコードを書いてきた経験」。

サブ講師は、単なる補助ではありません。
新入社員にとっては、実は一番「話しかけやすい存在」です。

メイン講師には聞きづらいことも、
サブ講師には気軽に聞ける。
その安心感が、研修の質を大きく左右します。

50代で新しい一歩を踏み出したリスナーの言葉

今回、リスナーからこんなコメントをもらいました。

50歳で25年勤めた会社を辞め、
51歳で新しいことを始めました。
与えられた仕事から離れ、
自分で生み出すのは本当に大変です。

これ、めちゃくちゃリアルです。

学び直しは楽じゃない。
キャリアチェンジは甘くない。

でも、だからこそ価値がある。

講師という仕事は、
「教える」ことで、自分も学び続ける仕事です。

なぜ今、音声配信でお願いしたのか

正直に言います。

FacebookやX、メーリングリストなら、顔が見える。
でも音声配信は、誰が聞いているか分からない。

それでも、あえて言いました。

これを聞いている“あなた”に届くかもしれないから。

  • 自分がやる

  • 誰かを紹介する

それだけでいいです。

音声配信を数百人聴いてくれていれば、
10人くらいは手を挙げてくれるかもしれない。

行動を起こす人が、次の世代を育てる

新入社員研修は、
未来のエンジニアを育てる入口です。

DX推進も
生成AIも
AGIもASIも

全部、人が育ってこそ意味がある。

だから、お願いします。

  • 「講師をやってもいい」

  • 「紹介できる候補がいる」

その一言で構いません。

概要欄のフォームから、ぜひ声をかけてください。

もし、10年前のあなたが、
誰かに教えてもらえなかったら、今のあなたはここにいますか?

新入社員研修は、未来のエンジニア人生の入口です。
その入口に立つ人が足りていない。
それが、今起きている現実です。

さいごに

講師不足は、業界の構造問題です。
でも、解決の糸口は「人の意思」にあります。

これを聞いたあなた。
もし少しでも心が動いたなら、それが答えです。


【重要なキーワード解説】

DX推進

DX推進とは、単にITツールを導入することではなく、デジタル技術を使って企業の業務・組織・価値提供のあり方そのものを変革する取り組みを指す。日本企業では「システム刷新=DX」と誤解されがちだが、本質は人材と意思決定プロセスにある。特に新入社員研修や人材育成はDX推進の起点となる。デジタルに強い人材を育てるだけでなく、変化を前提に学び続けるマインドセットを組織全体に根付かせることが重要だ。今回の講師不足の話も、DX推進を支える“人の育成基盤”が限界に来ている現実を示している。

リスキリング

リスキリングとは、技術変化や事業構造の変化に対応するために、新たなスキルを学び直すことである。若手だけの話ではない。50代、60代であっても、これまでの経験を土台に新しい役割へスキルチェンジすることは可能だ。講師という仕事は、現場経験を知識として再構成し、次世代に伝える高度なリスキリングの一形態と言える。教えることで自分の理解も深まり、結果としてキャリアの持続性が高まる。

デジタル人材育成

デジタル人材育成とは、プログラミングができる人を増やすことではない。技術を理解し、現場で活かし、変化に対応できる人を育てることだ。新入社員研修はその第一歩であり、講師は単なる知識伝達者ではなく「職業人としての思考様式」を伝える存在となる。AIや生成AIが進化する時代だからこそ、人が人を育てる価値はむしろ高まっている。



【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)

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