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自分にもっと期待した人生を生きよう。

2025年8月24日
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【記事概要】

「自分にもっと期待した人生を生きよう」というテーマでお話しします。きっかけは、サッカー界の名将ジョゼ・モウリーニョ監督が選手に向けて語った言葉でした。「自分にもっと期待した人生を生きよう。毎回ゴールを決められるわけではないが、最後の一歩で踏ん張れなかったとき後悔する。その差は日々の積み重ねと、自分の弱さが招いたものだ。」
──この言葉は、スポーツの現場だけでなく、私たちのキャリアや日常にも深く響きます。過去は変えられず、未来はまだ存在しない。だからこそ「今この瞬間」の積み重ねが未来を形づくります。DX推進や人材育成の現場でも同じです。才能やポテンシャルはすでに備わっている。あとは自分を信じて「あと一歩」を踏み出す勇気と、マインド・トランスフォーメーションが必要なのです。この記事では、モウリーニョ監督の言葉を軸に「期待を力に変える」考え方を、ビジネスやDX人材育成にどう活かせるかを具体的に解説していきます。

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【本文】

自分にもっと期待した人生を生きよう
こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

モウリーニョ監督の言葉から学ぶ「自分への期待」

ポルトガル出身の名将ジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシー、レアル・マドリード、マンチェスター・ユナイテッドなど数々のクラブを率いてきました。そんな彼が選手に投げかけた言葉があります。「自分にもっと期待した人生を生きよう。」この短いメッセージには、スポーツだけでなく、私たちの日常やキャリアに活かせる本質が凝縮されています。

「最後の一歩で踏ん張れなかったのは弱さのせいではなく、普段の積み重ねの不足だ」という指摘は、リーダーが部下やチームに向き合うときにも、ビジネスパーソンが自分のキャリアを考えるときにも当てはまります。

DX推進と「あと一歩」の関係

DX推進の現場では、戦略やツールを導入しても「あと一歩」が足りないケースをよく目にします。たとえば、新しいシステムを導入したのに現場が使いこなせず効果が出ない。これは「才能がない」からではなく、普段からの学び直し(リスキリング)や小さな改善の積み重ねが不足している結果です。

事例: テレワーク導入に失敗した企業

コロナ禍で急遽テレワークに踏み切った企業の中には、短期間で環境を整えたにもかかわらず、生産性が下がったケースがありました。原因は「ツールはあるのに社員のマインドセットが整っていなかった」こと。小さな積み重ねの差が、大きな成果の差につながる典型例です。

自分にリミッターをかけないマインドチェンジ

私たちは無意識のうちに「これ以上は無理だ」とリミッターをかけています。しかし本当は、才能やポテンシャルはすでに備わっている。必要なのは「自分を信じる勇気」と「自分に期待する姿勢」です。

モウリーニョ監督の言葉は、「結果がすぐ出なくても、普段の積み重ねが未来をつくる」という教えです。これはビジネスにおけるマインド・トランスフォーメーションそのものです。

事例: IoT導入を進めた製造業

ある中小製造業ではIoTセンサーを導入しましたが、最初の半年は成果が出ませんでした。経営者は社員に「まだ潜在力はある。今の取り組みを信じて続けよう」と伝え続け、地道な改善を重ねました。その結果、1年後には設備稼働率が20%改善し、社員の自信にもつながったのです。

過去は終わり、未来はまだない──だから今に集中する

「過去は変えられず、未来はまだ存在しない。だから今を大切に。」この考え方は、DX推進にも自己成長にも共通しています。AIや生成AI、AGI(汎用人工知能)、ASI(超知能)の時代が到来すると言われていますが、未来を待つだけでは成長できません。

「今」という積み重ねこそが、未来を形づくります。自己成長戦略としてのリスキリングやデジタルスキル習得は、今日から行動を始めることが肝心です。

期待を力に変える「幸せのレシピ」

期待するとは、単なる希望ではなく「自分の中にある可能性を信じる行為」です。私自身もナポレオン・ヒルや王陽明の思想、松下幸之助など、多くの偉人からの教えや言葉から学んできました。いずれも共通しているのは「限界は自分が決めているにすぎない」ということです。

人材育成・教育支援においても、社員に「君にはもっとできる」と伝えるだけではなく、日々の積み重ねを後押しする仕組みが大切です。研修講座やeラーニング、マイクロクレデンシャルなどの導入は、そのための有効な手段です。

まとめ:自分に期待する人生はDXそのもの

自分にもっと期待することは、個人にとってのDX──すなわち「自分のトランスフォーメーション」です。技術の導入だけではなく、マインドセットの変革が伴って初めて成果につながります。

「あと一歩」を信じ、日々積み重ねる。小さな改善が未来を変えます。だからこそ、今この瞬間に自分に期待し、行動することが重要なのです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。
DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。
ではまた。
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キーワードの解説

DX推進

DX推進とは、企業や社会がデジタル技術を活用してビジネスモデルや組織の在り方を根本から変革する取り組みを指します。単なるシステム導入や業務の効率化にとどまらず、顧客体験や価値提供そのものを変えることが目的です。たとえば製造業ではIoTを使って設備稼働状況を可視化し、サービス業では生成AIを活用したカスタマーサポートを導入するなど、多様な変革が進んでいます。成功の鍵は「技術導入」だけでなく、社員や経営層のマインドセットを変え、組織文化にデジタル思考を根付かせることです。

マインド・トランスフォーメーション

マインド・トランスフォーメーションとは、自分や組織の思考様式を根本的に変えることを意味します。DX推進やリスキリングにおいては、単にスキルを習得するだけでなく「変化を受け入れ、挑戦を続ける姿勢」が不可欠です。これがなければ新しい仕組みやツールを導入しても成果には結びつきません。スポーツの現場で「あと一歩」の踏ん張りが求められるように、ビジネスでも普段の小さな積み重ねが未来を変えます。自分にリミッターをかけず「自分にはまだ可能性がある」と信じることこそが、行動変容の出発点となります。

リスキリング

リスキリングとは、新しい業務や変化する環境に対応するために必要なスキルを学び直すことです。デジタル化が急速に進む現代では、これまでの専門性だけでは立ち行かなくなる場面が増えています。プログラミング、データ分析、AI活用などのテクニカルスキルに加え、課題解決力やコミュニケーション力といったソフトスキルの強化も重要です。企業が積極的にリスキリングの機会を提供することで、社員のキャリアパスを広げ、結果として組織全体の競争力も高まります。



【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)

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