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お金と時間のデジタル管理術(ミニマムに生きるために)【大人の勉強会】

2025年8月14日
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【記事概要】

本記事では「大人の勉強会:お金と時間のデジタル管理術(ミニマムに生きるために)」をテーマに、近森満氏の実体験を交えながら、お金と時間を効率よく管理するためのデジタル活用法を紹介しています。
物価上昇や給与問題、定年後の資産形成といった「お金」の課題、そして36時間×5日の労働拘束や休日の時間配分といった「時間」の制約を背景に、デジタルツールを駆使して生活を最適化する重要性を説きます。
Apple Watchやスマートバンクの利用、複数の「◯◯Pay」による分散資産管理の落とし穴、マイナンバーカード連携の進展など、具体的な事例を交えつつ「一元化と断捨離」がミニマルライフに不可欠であることを示します。
さらに、Googleカレンダーを活用したタイムブロッキング術や、データの自動記録とダッシュボード活用による生活の可視化についても紹介。重要な20%の行動が成果の80%を生むパレートの法則を応用し、無駄を削ぎ落とすことで自分の時間とお金を「未来への投資」に回すべきと提言しています。
最後に「必要最小限の管理で得たリソースを学びや人間関係に投資しよう」と呼びかけ、読者の行動変容を促しています。

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【本文】

大人の勉強会:お金と時間のデジタル管理術(ミニマムに生きるために)

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

お金と時間の管理がなぜ大人にとって重要か

物価上昇、給与の伸び悩み、定年後の生活不安。多くの人が直面する「お金の課題」と並んで、働き方改革やリモートワークの定着により「時間の使い方」も大きなテーマになっています。
特に社会人として生きていく限り、36時間×5日の労働拘束や休日の制約の中で「本当に自分の意思で時間を決めているのか?」と悩む人は少なくありません。

私自身、60代を迎えてから「これからの余生をどう過ごすか」を考えたとき、お金と時間の管理は切っても切れないテーマであると実感しています。

デジタルで叶えるミニマム管理術

無駄を削ぎ落とすミニマルライフの鍵は、デジタルツールの活用です。
例えば、スマホ1台で財布も時計も不要な生活。決済はQRコード、健康管理はApple Watch。私はかつてXiaomiのスマート体重計とリストバンドを使っていましたが、Apple Watchに切り替えることで家族間のデバイス連携がスムーズになりました。

ここで大切なのは、家族単位でのツール統一と共有。MacやiPhoneで揃えることで、設定の手間やトラブルを最小化し「管理のミニマム化」を実現しています。

事例: 複雑化する「◯◯Pay」問題 H3段落

中野区の「なかペイ」、渋谷区の「ハチペイ」、さらには楽天ペイ、auペイ、ゆうちょペイ…。
私自身、LINE Payのキャンペーンに惹かれて契約したことがありますが、残高を移行し忘れて失ったことがありました。
お金の管理を分散すると「死に金」になるリスクがあるのです。

だからこそ、一元化と断捨離が重要。銀行やキャッシュレス決済の口座をリスト化して、定期的に見直すことを強くおすすめします。

時間を支配する「タイムブロッキング」

時間もまたデジタルで最適化できます。私が実践しているのはGoogleカレンダーを使った「タイムブロッキング法」。

会議を1時間に設定するのではなく50分に区切り、10分を準備や余白にあてる。これにより心に余裕が生まれ、集中力が高まるのです。
また、予定はすべて縦型に表示することで、自分の1日が「視覚的に」把握しやすくなります。

事例: ギター練習と読書時間の確保

生成AIを駆使した仕事効率化で時間を生み、その余白をギター練習や読書に充てています。
時間は量ではなく質。20%の重要な行動が80%の成果を生むパレートの法則を意識すれば、時間投資のリターンは確実に上がります。

自動化と可視化でストレスフリーに

デジタル活用の最大のメリットは「自動記録」と「可視化」です。
クラウドのエクセルやGoogleシートを活用すれば、家計簿や支出が自動で整理され、ダッシュボードで資産や予定を一元管理できます。

今後はAIエージェントがこれを肩代わりし、個人の「生活ダッシュボード」を自動生成する時代が来るでしょう。

マイナンバーと未来のデジタルID

すでにマイナンバーカードには健康保険証機能が紐づき、今後は運転免許証とも統合される予定です。
一方で、暗証番号やアプリ操作の煩雑さという課題もあります。

ここで重要なのは「自分にとって最小限必要なサービスは何か」を見極め、デジタル断捨離を行うこと。サブスクや不要アプリはこまめに整理しなければ、資産も時間も浪費してしまいます。

事例: アプリ課金の断捨離

私はスマホで2つだけ有料アプリを残し、それ以外は断捨離しました。
残したアプリは本当に必要なものだけ。これにより支出を月数千円単位で削減できました。

学びと人間関係への投資

節約して浮いたお金や時間をどう使うか。
答えはシンプルです。未来を豊かにする学びと人間関係に投資すること

リスキリングや趣味の学習、家族や友人との時間。これらはすべて、自分や周囲の人生をよりよくする投資です。

まとめ:お金と時間を未来資産に変える

お金と時間は有限の資源。デジタルツールを活用して無駄を削り、余ったリソースを未来の資産に変えることが大切です。
「管理の最小化」「一元化」「断捨離」という3つの原則を守ることで、ストレスを減らし、自由を増やすことができます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。
DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。
ではまた。
www.certpro.jp/dxconsulting/


キーワードの解説

デジタル断捨離

デジタル断捨離とは、スマホやPCにある不要なアプリ・サービス・データを整理し、本当に必要なものだけを残す取り組みです。これにより課金の無駄や情報過多を防ぎ、管理の負担を軽減します。物理的な片付けと同様に、デジタル環境をシンプルにすることは心の余裕や生産性向上につながります。

タイムブロッキング

タイムブロッキングとは、1日の予定をあらかじめ時間単位でブロックして管理する方法です。Googleカレンダーなどのデジタルツールを活用し、会議や作業を「50分+10分余白」といった形で割り当てることで、集中力を維持しながら余裕を持った働き方が可能になります。

パレートの法則(80:20の法則)

パレートの法則は「全体の成果の80%は、20%の重要な行動から生まれる」という経験則です。お金や時間の管理に応用すれば、最も効果的な20%の行動に集中することで、限られた資源を最大限に活用できます。


【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)
一般社団法人国際サイバーセキュリティ協会 事務局長(IACS認定)

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