株式会社 サートプロ|IoT*人材育成・スキル可視化と教育支援

サートプロのブログ サートプロのブログ

「やりたいなら、自分でやる」他人に頼らない!“自分軸”で生きる道

2025年5月3日
見出し画像

【目次】

  1. やりたいこと、誰かに任せていませんか?
  2. 誰かが決めてくれるという幻想
  3. DX時代のキーワード「自分ごと化」
  4. DXと自己実現:「面白い」は他人に渡すな
  5. 自分軸とは「責任を持つ」こと
  6. 超知性AI時代に必要な「超知性リテラシー」
  7. 自分の未来は「自分」でつくる
  8. まとめ:自分軸とDXの親和性

 

【記事概要】

「やりたいなら、自分でやる」、「やりたいなら、自分でやればいい」。

本記事は、近森満氏による音声配信『DX企画書のネタ帳』の一節をもとに、他人に頼らず「自分軸」で生きる重要性を語った内容をブログ記事として再構成したものです。

対象は、特に新入社員や若手ビジネスパーソン。かつては「誰かにやってもらいたい」と感じていた著者が、自身の経験を通じて気づいた“アイデアは他人に託すものではなく、自分が実現して初めて意味を持つ”という教訓を軸に展開しています。リーダーシップと主体性、DX時代における自己実現の在り方を、自虐も交えながら等身大で伝える本稿は、若手社員へのエールであると同時に、上司世代への“伝えるべき言葉”としての側面も持っています。

生成AI活用による壁打ち実践の紹介や、自分自身の殻を破るためのマインドチェンジの重要性など、マインドトランスフォーメーションと人材育成の観点でも示唆に富んだ内容です。

 

【著者情報】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

 

 

やりたいこと、誰かに任せていませんか?

やりたいなら、自分でやればいい。
そんな直球のメッセージから始まる今回のお話は、連休が多い日本の休日、若手ビジネスパーソンに向けて届けたい”気づき”の一言です。

「やりたい」と思うことを、つい誰かに頼んでしまう。アイデアを思いついたとき、実現は誰かがしてくれるものだと錯覚してしまう。そして、何かが形になったときに、「実はアレ、自分のアイデアだったんだ」と言いたくなる。そんな経験、ありませんか?

これは私自身の若い頃の姿でもあります。

 

 

誰かが決めてくれるという幻想

社会人としてスタートしたばかりの頃、私も多くの人と同じように、「自分は何者か?」と悶々としていました。配属先での上下関係、組織の空気、遠慮、自己評価の低さ、そんなものに押しつぶされそうになっていました。

特に「会社」という組織に入ると、自分の行動が周囲の目にどう映るのかを気にしすぎて、何かを自ら「始める」ことに躊躇してしまいます。そして気づけば、「誰かがやるだろう」「自分は言われたことをやればいい」と、他人任せの姿勢になってしまうのです。

だけど、それでは何も変わらない。
そして、自分の人生のハンドルを他人に握らせたまま、どこに向かうのかも分からないまま進んでしまう。

だからこそ、「自分でやればいい」という選択肢を持つべきなのです。

 

 

DX時代のキーワード「自分ごと化」

DX推進において最も重要なこと、それは「他人ごと」を「自分ごと」にするマインドチェンジです。

これはマインドトランスフォーメーションの中核でもあり、いわばデジタル人材としてのスキルセットの土台を成す考え方です。いくらスキルや知識があっても、マインドが整っていなければ前には進みません。

例えば、「この施策、面白そうだからやってみたらどう?」と誰かに言われて、「あ、それ私がやります」と言える人と、「へぇ、面白そうですね」と受け流す人とでは、将来大きな差が出てきます。

なぜなら、「やる人」だけが経験し、実績を積み、信頼を得ていくからです。

やらない人のアイデアは、誰かの手で実現された瞬間から「過去」になってしまいます。

 

 

DXと自己実現:「面白い」は他人に渡すな

「このアイデア、誰かがやってくれないかな」「私が言ったんだよ、あのとき」——こうした言葉には、どこか他人に委ねた責任と、形になった成果への未練が滲んでいます。

でも、アイデアというのは実現してこそ価値があるのです。さまざまなプロセスを経て、失敗を重ね、トライアンドエラーの中でようやく形になる。それを他人に丸投げしてしまえば、プロセスを知らず、成功の重みも実感できない。

もちろん、自分で全部やれとは言いません。
ただ、「言い出しっぺが最初の一歩を踏み出す」姿勢だけは忘れてほしくないのです。

それが、DX人材としてのマインドセットでもあります。

 

事例: 夢見るバンドマンの失敗からの気づき

私自身、若い頃は音楽活動に情熱を注いでいました。ギターを抱えてステージに立ち、仲間と夢を語り合う。だけど、実際にその夢を「職業」にした人はほとんどいません。私もその一人です。

なぜか?
「やりたい」という気持ちはあっても、それを形にするまでの行動力がなかったから。

「大きな会場でライブやりたいよね」と口にするのは簡単。でも、実際にその場所を借りる手配をして、チケットを売って、人を呼んで…というプロセスには誰も踏み込めなかった。

なんならどこかのプロダクションの目にとまり、コンサートの手配はすべてやってくれる、そういう誰かがいる、って思ってしまっていました。

「言うだけ」で終わっていたんです。
これは企業のDXでもまったく同じ構図です。

やりたいなら、自分でやる。
これを本気でやっている人だけが、次のステージに進めるのです。

 

 

自分軸とは「責任を持つ」こと

「自分軸で生きる」というと、自己中心的とか、ワガママな印象を持つ人もいるかもしれません。でも違います。これは、「自分の選択に責任を持つ」という意味です。

他人のせいにしない。
誰かの判断に従って後悔するのではなく、自分で決めた道だからこそ納得できる。たとえ失敗しても、それは自分が選んだ道の中での「学び」になる。

そしてそれが、リスキリングスキルチェンジにもつながっていきます。なぜなら、行動するからこそ「何が足りないか」が見えてくるからです。

行動しなければ、学びも必要性も見えてきません。

 

 

超知性AI時代に必要な「超知性リテラシー」

生成AIの登場によって、今私たちの働き方、学び方、意思決定のスタイルが大きく変わりつつあります。単なるツールとしてAIを使うのではなく、壁打ち相手や思考の補助輪として活用することが当たり前の時代が到来しています。

ここで求められるのが「超知性リテラシー」。
これは、AGI(汎用人工知能)やASI(超知能)と共生するための能力であり、AIに問う力、共創する力、そして人間らしい判断力を含む広義のリテラシーです。

自分で考え、自分で選び、自分で動く。
それこそが、AI時代のビジネスパーソンに求められるマインドです。

 

事例: 生成AIとの壁打ちで得た確信

私が最近よくやっているのは、スマホの音声入力を使って生成AIと「壁打ち」することです。思いついたアイデアをAIに話しかけ、リアクションを見ながら思考を深めていく。

例えば、「自社の研修をAI化したい」というアイデアが浮かんだとき、まずAIに相談してみるんです。すると、具体的な構成案や留意点が返ってくる。そこからさらにアイデアを膨らませ、実現可能性を検討し、最終的に形にしていく。

すべては自分からの「問い」から始まるのです。

 

 

自分の未来は「自分」でつくる

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」。これは多くの人が知っている名言ですが、今こそこの言葉を実践する時です。

あなたが今感じているモヤモヤ、不満、不安。それらはすべて、自分の選択次第で変えることができます。

「やりたいことがある。でも時間がない」「力が足りない」そんな言い訳をしている間に、誰かがあなたのやりたいことを実現してしまうかもしれません。

それで後悔するよりも、小さくてもいいから一歩踏み出すこと。
それが「自分軸」で生きるということなのです。

 

 

まとめ:自分軸とDXの親和性

DX企画書を書く際に、「自分軸で動く組織文化の醸成」は重要な切り口です。
なぜなら、DXはテクノロジーの導入ではなく、組織のマインドチェンジだからです。

社員一人ひとりが「自分がやる」と思える組織。
「誰かがやるだろう」をなくすカルチャー。
「言い出しっぺが最初に動く」文化。

これらを実現するためのキーワードとして、「自分軸」「責任の所在の明確化」「マインドセット変革」などを盛り込むことが、DX推進の本質的なファクターになります。

「やりたいなら、自分でやればいい。」

これは冷たい言葉ではなく、あなたに力があることを信じているからこそのメッセージです。他人任せにしていては、自分の人生の可能性を誰かに委ねることになります。

 

本記事が皆さまの気づきにつながれば幸いです。

IT・DX教育サービスについてお悩みがある方は、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティングをご利用ください。必ずお役に立ちます。
www.certpro.jp/dxconsulting/

生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
セキュリティから活用方法まで、サポートさせていただきます。
certpro-generationaiservice.sfsite.me/

 

【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会メンバー(組込み)
ET教育フォーラム合同会社代表(コンテンツ制作)
経済産業省地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合設立理事(DX推進)
一般社団法人サステナブルビジネス機構幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)

DX企画書のネタ帳をはじめた人「DXの鍛え方 伝道師」とは?「DXの道を切り開く伝道師、その人物と使命に迫る」【近森満:自己紹介:2024年版】|#DX企画書のネタ帳

 

  • 月別

  • カテゴリー