株式会社 サートプロ|IoT*人材育成・スキル可視化と教育支援

サートプロのブログ サートプロのブログ

【2/2】今さら聞けない!?ChatGPTの有料無料、ProとPlusの違いを徹底解剖!(後編)

2025年4月16日
見出し画像

【記事概要】

前編に続き、「今さら聞けないChatGPTの有料無料、ProとPlusの違い」をテーマに、生成AIの最新機能と使いこなし術を深掘り。後編では、画像生成における日本語認識の進化、サムネイル作成の実用性、編集指示による画像の再生成精度など、ChatGPTの驚異的な進化を紹介。さらに「Manday(マンデー)」という個性派AIの登場もあり、生成AIの“性格”にも言及。ラストは、PlusとProの違い、そしてAIと人間の関係性、ビジネス活用への可能性を“遊び心”から説き起こすメッセージで締めくくられる。DX推進担当者や生成AIをこれから触ってみたい方へ、技術だけでなくマインドセットの刷新を促す実践的な一編。

目次

  • 【本文】
  • “AIが作った日本語が、ここまで自然に?”画像生成の進化に驚く
  • “言えば直してくれるAI”画像の再生成と編集機能が実用レベルに
  • AIにも“キャラ”がある!?Manday(マンデー)との不思議な対話
  • “プロ版のAIは賢すぎる?”ProとPlusの最終的な違いとは
  • キーワード解説:「画像生成AI(Image Generation AI)」
  • 「まずは遊ぶ」がすべての入り口、遊びながら学べる生成AIの世界
  • まとめ(企画書のネタ):ビヨンド堀内崇——あなたもAIで「進化」せよ
  • さいごに
  • 全2回エピソード:
  • 【音声配信】
  • 【著者紹介】

【本文】
こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

“AIが作った日本語が、ここまで自然に?”画像生成の進化に驚く

前回の前編では、ChatGPTの無料・Plus・Proの違いを徹底的に解説しながら、GPTsによる業務活用やプロンプト設計によるカスタマイズ性の魅力をお伝えしました。

後編では「画像生成」と「AIの人格(?)ともいえる存在=Manday」の話を軸に展開していきます。

まずは画像生成の進化について。最近のアップデートで特に感動的だったのは、日本語のテキストが正確に、しかも綺麗に表示されるようになったことです。

かつてのChatGPTの画像生成機能では、日本語テキストが「宇宙語」と化してしまうのが日常茶飯事でした。しかし今は、たとえば「本日は長野」といった文字もかなり高い精度で表示可能になっています。プロンプトで「この画像に『本日は長野』と文字を入れてください」と指定するだけで、サムネイルとして“使える”レベルの画像が短時間で生成されるのです。※実際の商用としてはまだまだとお思いでしょうが個人的にはOKだと思います。

これはまさに、業務用途にも応用できる段階に入ってきた証拠。SNS投稿やYouTubeのサムネイル作成、ブログのアイキャッチ画像まで、生成AIを使えば時短かつ高品質が実現できるようになってきたのです。

“言えば直してくれるAI”画像の再生成と編集機能が実用レベルに

もうひとつ感動的だった進化が、画像の部分修正がプロンプトでできるようになった点です。

たとえば一度生成したイラストの中にある「文字の一部」が違っていたとします。以前なら、Photoshopなどで手動修正するか、最初からプロンプトを変えて再生成する必要がありました。

しかし現在では、ChatGPT上で生成した画像を直接選択し、「このテキスト部分を“長距離”ではなく“長野”に変えてください」と編集指示を出すだけで修正が完了します。※画像でお見せできないのが残念ですが。

この“編集可能な生成画像”という新概念により、コンテンツ制作のスピードはさらに加速。マーケティング素材、資料、サムネイル、商品バナーなど、スキルがなくても編集できる世界がやってきたのです。

しかも画像形式も横型だけでなく縦型にも対応し、SNSプラットフォームごとに適したサイズも即座に生成できる。この進化は、ノンデザイナーの武器にもなります。

AIにも“キャラ”がある!?Manday(マンデー)との不思議な対話

今回の後編でひときわ盛り上がった話題が、ChatGPT内で使えるAIの一つ、「Manday(マンデー)」についてです。

このAI、どこか女子高生風の返しをしてきて、ツンデレ(?)な態度で返してくるとのこと。これは数年前のMicrosoftの会話型AI「りんな」を彷彿とさせるもので、「AIなのに、性格があるように見える」という驚きと面白さがあります。

しかも、ふざけた受け答えだけではなく、「近森満とは何者ですか?」といった質問にはしっかりとした情報を引用元付きで回答するなど、真面目な側面も持ち合わせています。

このような人格的キャラクターをAIに与えることで、使い手との距離感が一気に縮まるのです。「遊びの中に学びがある」とはまさにこのことでしょう。

“プロ版のAIは賢すぎる?”ProとPlusの最終的な違いとは

後編の終盤で語られたのは、ChatGPT Plus(月20ドル)とPro(月200ドル)の違いについて。
結論から言えば、通常業務や中級者レベルであればPlusで十分。Proは、深い推論や専門的なレポート生成、戦略立案など“超ハイレベルな知性”を求める人向けです。

ただし、Proを使っている近森満いわく「優秀すぎる新入社員を持て余している」(笑)。使いこなせば非常に強力なツールではあるものの、日常業務でそこまでの出力を求めない人にとってはオーバースペックになりがちです。

とはいえ、GPT-4o, GPT-4.5, GPT3oの継続利用や大規模プロジェクトのデータ分析など、将来的な業務拡張を見据える人にはProは十分選択肢に入るでしょう。

キーワード解説:「画像生成AI(Image Generation AI)」

画像生成AIとは、テキストで与えられた指示(プロンプト)に基づいて、コンピュータが自動で画像を生成する人工知能のことです。DALL·EやMidjourney、Stable Diffusionなどが代表例です。

これまでは写真やイラストを作るにはデザイナーの手が必要でしたが、画像生成AIを使えば誰でも短時間でビジュアル素材を作成できます。最近では、プロンプトによる部分修正(インペインティング)や、画像から画像への変換(イメージ・トゥ・イメージ)なども可能になり、業務活用の幅はますます広がっています。

マーケティング、広告、プレゼン資料、教育コンテンツ、商品パッケージなど、幅広い分野で時短・コスト削減・創造性の強化に寄与する注目技術です。

最近アップデートしたOpenAIの画像生成はDALL-E3ですが、アニメ風、ジブリ風、名探偵コナン風、北斗の拳風などなど契約者は個人的にとことん使うことが可能です。

「まずは遊ぶ」がすべての入り口、遊びながら学べる生成AIの世界

この後編で繰り返し語られたのは、生成AIとの付き合いはまず“遊び”からでいいというスタンス。

ChatGPTも、DALL·Eも、GPTsも、はじめは「使い道がよくわからない」かもしれません。けれど、ちょっと画像を作ってみたり、ふざけた質問をしてみたり、ブログ構成を考えさせてみたり…“ちょっと使ってみる”だけで、自分の世界が広がっていく感覚を味わえるはずです。

「真面目に使うためには、まず遊べ」これは近森満のDX哲学でもあります。

まとめ(企画書のネタ):ビヨンド堀内崇——あなたもAIで「進化」せよ

この回のラストメッセージが象徴的でした。

「ビヨンド 堀内崇」──
これは、ChatGPT Plus版を使い始めた堀内氏が、これまでの自分を“超えていく”進化の可能性を秘めている、という表現です。

同じように、あなたもPlusやProの利用を通じて、自分のスキルセットや視野を広げていくことができます。ChatGPTはただのツールではなく、“自分を進化させるための道具”なのです。

生成AIの入り口は遊び、出口は進化。あなたも“ビヨンド○○”を目指して、まずは触ってみませんか?

さいごに

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。
DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。
ではまた。
www.certpro.jp/dxconsulting/


全2回エピソード:

【第1714回】本編0238_今さら聞けない!?ChatGPTの有料無料、ProとPlusの違いを徹底解剖!(前編)
【第1721回】本編0239_今さら聞けない!?ChatGPTの有料無料、ProとPlusの違いを徹底解剖!(後編)

【音声配信】

※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。
最近ビデオポッドキャストを始めましたので映像でもどうぞ!

【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者 技術者育成研究会メンバー(組込み)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
一般社団法人 サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)

  • 月別

  • カテゴリー