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人間が“本気”になるのはこの5つだけ?スイッチは「知・動・創・稼・遊」

2025年4月13日
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【目次】

 

【記事概要】

人が「本気」で夢中になる瞬間には、明確なトリガーがあります。
人間が没頭できる5つの領域
――「スポーツ」「アカデミア」「ビジネス」「クリエーション」「趣味全般」。
この5つのスイッチが人の好奇心と情熱を呼び覚まし、結果として成長や成果につながるという深い洞察です。

心理学者チクセントミハイのフロー理論も踏まえながら、「高い挑戦」と「高いスキル」の重なりによって夢中状態が生まれることを解説。各領域において、夢中になれる理由や実例(大谷翔平、音楽活動、自身の経験など)を交えながら、夢中力がもたらすエネルギーと継続力、そして人を巻き込む力についても論じられます。生成AIやDX時代において、個人がどのように夢中を武器にキャリアや人生を切り拓くのか、未来に向けたマインドチェンジを促す内容です。

 

【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のオンラインによるコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

 

 

人が夢中になれる5つのスイッチとは?

「人間が“本気”になるのは、結局この5つだけだった──」そんな言葉から始まる今回のテーマは、人が夢中になる領域についてです。

あなたが時間を忘れるほど集中したことはありますか? それは、単なる作業ではなく、身体・知性・感情・創造性・社会性といった「人間の本質」を根本から刺激する体験だったのではないでしょうか。

心理学者チクセントミハイが提唱した「フロー理論」では、高いスキル高い挑戦がかみ合ったとき、人は「没頭状態」に入るとされています。まさにこのフロー状態こそ、「夢中力=ムチュウリョク」の源泉なのです。

この“夢中スイッチ”を押してくれる領域が、以下の5つです。

・スポーツ

・アカデミア(学問・研究)

・ビジネス

・クリエーション(創作活動)

・趣味全般

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では、それぞれを深掘りしてみましょう。

 

 

なぜこの5つが人間を“動かし続ける”のか?

これら5つの領域に共通するのは、人間の本質を刺激する要素が詰まっていることです。

・感情(情熱や好奇心)

・知性(学習意欲や探究心)

・身体(フィジカルな挑戦や感覚)

・社会性(チームとのつながり、貢献欲求)

・創造性(自己表現、ゼロイチ発想)

この5つの「人間軸」にスイッチが入ることで、我々は時間を忘れて没頭し、自らの成長を実感できるのです。

ではそれぞれの領域が持つ、夢中になれる理由を見ていきましょう。

 

事例: 大谷翔平とスポーツにおける夢中力

スポーツは「身体性」「競争」「記録の更新」が夢中スイッチを押します。自分の限界に挑戦し、成長を実感できる。その原動力は身体を動かすことで得られる快感、チームで勝利する一体感、記録更新の達成感にあります。

例えば、大谷翔平選手。彼のようにメジャーリーグで活躍するには、高いスキルと挑戦を継続的にぶつけていく必要があります。その結果、時間を忘れ、生活のすべてが“野球中心”の没頭状態に。これぞ究極のフロー状態。

 

アカデミア:知的好奇心が止まらない

知的探究の旅に終わりはありません。「なぜ?」「どうして?」という問いが尽きないのがこの世界。答えのない問いに向き合い続けるアカデミックな営みは、知性と精神を刺激し続けます。

学問だけではなく、好きな芸能人の情報を端から端まで調べ尽くすような行為も、実は同じ知的欲求の一形態。深掘りする姿勢そのものが人間らしさを形成しているのです。

 

ビジネス:価値創造と達成感

ビジネスに夢中になる理由は、「価値創造」「達成感」「社会との接点」があるからです。もちろん収入も動機の一つですが、それ以上に誰かの役に立っている実感が重要。

個人スキルをチームに活かし、目標を達成したときの喜び。それはスポーツにおける勝利のように、強い達成感を生み出します。私自身も、サートプロという会社をゼロから立ち上げ、全国での講演活動やコンサルティングを通うじてDX支援を行ってきたことに、大きな意義を感じています。

 

クリエーション:ゼロから生み出す快感

音楽、アート、映像、文章──これらクリエーションの魅力は、ゼロから何かを創り出す深い自己表現にあります。

私は中学からギターを始め、今でも演奏を楽しんでいます。学生時代、当時は仲間とバンドを組み、毎晩遅くまで練習を重ねていました。作詞、作曲、編曲、音を合わせて一体となる感覚、ライブの高揚感、すべてが夢中の連続でした。

 

趣味全般:他人の評価を超えた「好き」

趣味の領域においては、他人の評価は関係ありません。“純粋に好き”という感情に従って動くことができる自由な世界です。

フィギュアを箱に入れたまま眺めて幸せ。古銭や切手を収集する。こうした行為は、自分だけの空間・時間に浸れる最高の没入体験なのです。

 

 

夢中になれるものを持つ人が強い理由

では、夢中になれるものを持つ人はなぜ強いのか?

理由はシンプルです。

・続けられる

・成長できる

・人を巻き込める

まず、夢中になれることは「やらされ感」がなく、自然に継続できる力になります。そして、続けることでスキルが伸び、成長が実感できる。さらに、熱量が高い人は周囲を巻き込む力も強くなります。

私はサートプロの代表としてDX推進を行いながら、多くの人を巻き込み、共に価値を創造する活動をしてきました。社会の課題に向き合い、巻き込みながら解決策を共創する。その中心には、常に「夢中」がありました。

 

 

あなたの“夢中センサー”を鍛えるヒント

ここまで読んで、「自分には夢中になれるものがない…」と思った方もいるかもしれません。でも安心してください。夢中は後天的に発見できるスキルでもあります。

そのためには2つの習慣が有効です。

 

①まずは何でもやってみること

スポーツでも趣味でも、気になるものには積極的に手を出してみましょう。合う・合わないはやってみないとわかりません。

 

②自分の感情に敏感になること

「楽しい」「面白い」と感じた瞬間をメモしておく。自分の“ときめき”の傾向が見えてきます。

私はゼロイチが好きな性格で、新しい取り組みにワクワクします。逆に、継続が苦手な方でも、夢中になることで「続けられる人間」に変われるのです。

 

 

まとめ:夢中力を可視化する人材育成戦略

生成AIやDX時代においては、お金や地位や名誉よりも、「何に夢中になれるか」という内発的動機が大きな差を生みます。

企業が「夢中スイッチ」に気づける仕組みを提供することで、人材育成が加速します。たとえば研修設計において、「身体性」「知性」「創造性」などの軸でスキルを分類・可視化し、社員の“夢中力”と接続させる。このようなアプローチが次世代型人材育成の鍵になるのではないでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか?
すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。

IT・DX教育サービスについてお悩みがある方は、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティングをご利用ください。必ずお役に立ちます。
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生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
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【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO

IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)

DX企画書のネタ帳をはじめた人「DXの鍛え方 伝道師」とは?「DXの道を切り開く伝道師、その人物と使命に迫る」【近森満:自己紹介:2024年版】|#DX企画書のネタ帳

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