
【目次】
- 習慣にする「小さなこと」が圧倒的成果につながる
- “ビジネスマンらしさ”を脱ぎ捨てる勇気
- 他人がやらないことをやる「3つの選択」
- 超知性AI時代にこそ問われる「人間力」
- まとめ:圧倒的成果を出す“他人が避ける3つの行動”とは?
【記事概要】
「それ、やる意味ある?」と聞かれたら、実は正解かもしれない。
本記事では、近森満が自身の経験をもとに語る「圧倒的成果を生み出すために、他人が避ける3つのこと」を取り上げます。
40年以上ビジネスの現場で活動してきた近森満が、現在も継続して取り組んでいる音声配信や資格制度の開発などを例に、「習慣化の力」「自分らしさの発信」「無駄に見えることの価値」について考察。多くの人が敬遠する「難易度が高いこと」「面倒くさいこと」「一見無駄に見えること」こそが、他者との差別化と圧倒的成果につながると力強く語ります。
また、生成AI時代における人材育成や自己表現の意義、文化の違いに起因する行動習慣、日本人ならではの強みについても触れ、「幸せのレシピ」としての自己実現のヒントを提供しています。
習慣・挑戦・継続をテーマにした本記事は、DX推進や人材育成に携わる方、特にキャリアに悩む方にとって大きな気づきを与える内容です。
【著者情報】
こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のオンラインによるコンサルティングを提供しています。
DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/
習慣にする「小さなこと」が圧倒的成果につながる
「近森さん、毎日毎日配信していてすごいですね」と音声配信について言われることがあります。けれども、これは“すごいこと”ではないんです。ただの“習慣”です。ポッドキャスト(音声配信)を始めて1ヶ月が経った頃には、もはや生活の一部になっていたのです。
他人から見ると、日々の発信は「よくネタが尽きませんね」「そこまでやる意味あるの?」と言われることがあります。でもね、自分ではまったく苦にならないのです。むしろ楽しくて仕方がありません。この“自分の楽しみ”が、他人との差を生む“圧倒的成果”につながっているのです。
“ビジネスマンらしさ”を脱ぎ捨てる勇気
長年、私はビジネスマンとしてネクタイを締め、ジャケットを羽織り、コンタクトを入れて、外の世界に出てきました。社会も先輩もそうしてきた時代を過ごしていたので当たり前と思っていました。
しかしコロナ禍をきっかけに、オフィスでも自宅でも仕事をするスタイルに変化し、ラフな服装で仕事をする、いままででばありえない自分を受け入れることができました。素の自分の姿をさらけ出すような気分です。
これは見た目の話だけではありません。「変化を恐れない」「自分のスタイルを自ら壊す」ことの象徴なのです。
マインドセットを変える=マインドチェンジ。
デジタル・トランスフォーメーション(DX)を進めるうえで最も重要なのは、この“個人の意識変革”です。
他人がやらないことをやる「3つの選択」
ここからが本題です。私が実感している“圧倒的成果”を生み出す3つの行動は、どれも他人が避けがちなものばかりです。
(1)難易度が高いこと
多くの人が「それは難しい」「自分には無理だ」と手を出さない分野。それが、 差別化の最大のチャンスになります。
私にとっては「認定・資格・検定・試験など制度をゼロから作ること」がそれにあたります。IoT検定、アジャイル検定、+DX認定など、私は複数の認定制度を設計し、運用してきました。最初は「誰でもできるだろう」と思っていましたが、実際に0→1→10→100のプロセスを一貫してやれる人は、そう多くはありません。
特に、制度設計から受験者集客、認定証発行、継続運用まで責任を持って行うスキームは、それぞれに責任が伴うので、まさに“人が避ける領域”。だからこそ、成果を出し続けられるのです。
(2)面倒くさいこと
“面倒くさい”は、ビジネスの宝庫です。誰かが嫌がることを率先してやるだけで、それは価値になります。
例に挙げたいのが、日本人のゴミ拾い文化。海外のサッカーワールドカップや野球のWBCで、日本人サポーターが試合後にスタジアムのゴミを拾う姿は世界中で称賛されました。多くの国では、清掃は専門職の役割という文化の違いがあります。
しかし、日本人は「面倒くさい」と思わない。むしろ当然のこととして行動している。この文化的習慣が、グローバルでは“圧倒的成果”に映るのです。
きっとあなたも当たり前だよ、って思っていませんか?
DXにおいても、面倒なデータ整理やマニュアル作成、ステークホルダーとの調整など、“誰もが嫌がる雑務”の中に、事業成功のヒントが隠れていることを忘れてはなりません。
(3)一見無駄に見えること
最後に挙げるのが「答えが出ないこと」「意味が見えないこと」を続けることです。
私が毎日行っている音声配信やブログ更新は、即効性があるわけではありません。誰が見るかもわからないし、効果も不明。でも、この“無駄に見える時間”が、実は信頼やブランドを構築する資産になっているのです。
たとえば、日記を書く、散歩する、考えを整理する。これらも“成果には直結しない”けれど、確実に自分を強くする習慣です。
生成AIのようなツールが発展する現代において、すぐに結果が出ることばかりに飛びつくと、「自分の言葉」や「思考の深さ」が失われてしまう。そうならないためにも、「一見無駄なこと」こそ意識して取り組む価値があります。
超知性AI時代にこそ問われる「人間力」
私が繰り返し伝えているのは、「技術は手段であり、主役は人である」ということです。
AGI(汎用人工知能)やASI(超知能)が実現しようとしているこの時代だからこそ、AIでは代替できない“人の行動や感性”がより重要になります。
デジタル人材に求められるのは、テクノロジーを使いこなすスキルセットだけでなく、継続的に行動を起こすマインドセットと、他者と違う道を選ぶ勇気なのです。
まとめ:圧倒的成果を出す“他人が避ける3つの行動”とは?
圧倒的な成果を出すために他者と差をつけたいなら、以下の3つに挑むことです
・難易度が高いこと:誰もが避けたがる分野こそ、価値が高い。
・面倒くさいこと:日常に潜むチャンスに気づく習慣を持つ。
・一見無駄に見えること:すぐに結果が出ないことにこそ、深い意味がある。
この3つを継続するだけで、他人と差がつく。その行動こそが、DX時代を生き抜く最大の武器になるのです。
いかがでしたでしょうか?
この話が、少しでもあなたの気づきや背中を押すきっかけになれば幸いです。今すぐ何かを変えなくても大丈夫。でも、あなたにとっての“無駄に見えること”を1つ、今日から始めてみませんか?
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生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
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【著者紹介】
近森 満(ちかもりみつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
DX企画書のネタ帳をはじめた人「DXの鍛え方 伝道師」とは?「DXの道を切り開く伝道師、その人物と使命に迫る」【近森満:自己紹介:2024年版】|#DX企画書のネタ帳