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サートプロのブログ

AIを学ぶのはギターの練習と同じ!?

2025年3月1日

【目次】

  1. 近森満の極意を伝授
  2. AIは「使って当たり前」の時代へ
  3. まとめ

 

【記事概要】

AIが急速に普及する中、「AIに慣れるためにはどうすればいいのか?」と悩む人も多いでしょう。本記事では、ギター習得とAI学習の共通点を例に挙げながら、AIを身近にし、スムーズに活用するための具体的なステップを紹介します。

AIを難しく感じるのは、単に触れていないから。まずは無料のツールを試し、毎日少しずつ使いながら慣れることが重要です。さらに、AIの基本的な仕組みを理解し、仕事や日常生活に取り入れることで、自然とスキルが身につきます。

パソコンやスマートフォンが「使えて当たり前」になったように、AIも今後の社会では必須スキルとなるでしょう。この記事を通じて、AIに親しみ、実践的に活用するヒントを見つけてください。

 

【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスを提供する株式会社サートプロの近森満です。
※近森満に関して詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

当社では、DX推進人材教育プログラムとして初回無料のオンラインコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
※オンラインコンサルにご興味がある方は、こちらをご覧ください。
www.certpro.jp/dxconsulting/

 

AIに慣れるためにはどうすればいいのか?

こんにちは、サートプロの近森満です。本日は、「AIになれるためにはどうしたらいいのか?」というテーマについてお話しします。

AIがビジネスや日常生活に急速に浸透する中で、AIを活用できる人とそうでない人の間に差が生まれつつあります。

では、どうすればAIに慣れ親しみ、活用できるようになるのでしょうか?

 

ギターとAIの共通点

私はギターが大好きで、長年弾き続けています。実は、ギターの習得とAIの学習には共通点があります。ギターを始めたばかりの頃、多くの人は「難しそう」「時間がかかりそう」と感じます。

フェンダー社(ギターメーカー)が調査したデータでも
「初心者の90%が1年以内または90日以内に演奏を辞めてしまう」
ということだそうです。

しかし、毎日触れているうちに指が動くようになり、いつの間にかコードが弾けるようになります。これはAIの習得にも当てはまります。

AIを難しく感じるのは、単に触れていないからです。

ギターを弾いたことがない人が「ギターは難しい」と言うのと同じで、AIを使ったことがない人が「AIは難しい」と感じるのは当然のこと。でも、実際に触れてみると、意外と簡単に活用できることに気づくはずです。

「ギターは趣味なので諦めても良いですが生成AI活用は仕事ですよね?」

 

参考:90%が辞めていくギター市場で成長しているギターメーカー

フェンダーは創業者レオ・フェンダーが1946年に設立したギターブランドで、エレクトリックギターの発展に大きく貢献しました。

特にストラトキャスターやテレキャスターは音楽史に大きな影響を与えています。

近年、デジタル技術の発展やパンデミックの影響もあり、ギター業界全体が成長しており、フェンダーもデジタル戦略の強化や新しい顧客層の開拓などで成功を収めています。

 

分析データ:

・ギターユーザーの50%が女性(主にアコースティックギターをオンラインで購入)

・フェンダーギター購入者の45%が初心者

・初心者の90%が1年以内または90日以内に演奏を辞めてしまう

・ギター購入者はギター本体価格の約4倍をレッスン料に費やしている

・多くの学習者が伝統的な対面レッスンではなくオンラインで学習している

・脱落しなかった10%の初心者は生涯ギタリストとなり、平均1万ドルを投資する(5〜7本のギター、アンプ、アクセサリー)

・初心者の脱落率を10%減らせばビジネスは倍増する可能性がある

・フェンダーはエレキギター市場で40%のシェアを持つが、アコースティックギター市場では8%と弱い

・アコースティックギター市場ではテイラーとマーティンが強い

・全体的な市場ではエレキギターよりアコースティックギターの方が人口が多い

この市場分析を基に、フェンダーは「FENDER PLAY」というオンラインレッスンプラットフォームを立ち上げ、現在11万6千人の会員(うち10万8千人が有料会員)を獲得することで、初心者の定着率向上に取り組んでいます。

ファン層を拡大するフェンダー社、CEOが語る「ギタービジネスの未来」 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

 

AIに慣れるための具体的なステップ

まずはハードルの低いところから始めるのがよいでしょう。
ギターも「F」のバレーコードから覚えるなんて、挫折の要因、愚問です。

1. 毎日AIを使う(ハードル低い)

ギターの上達には毎日の練習が不可欠です。同じように、AIに慣れるには毎日触れることが大切です。例えば、

・ChatGPTを使って日記を書く

・仕事のメールをAIに添削してもらう

・AIにアイデアを出してもらう

このように日常生活の中で少しずつAIを取り入れることで、自然と慣れていきます。

 

2. AIの基本的な仕組みを理解する(ハードル中くらい)

AIは魔法ではなく、データとアルゴリズムによって動いています。基本的な概念を理解することで、より効果的に活用できます。

例えば、「生成AIとは何か?」や「機械学習とディープラーニングの違い」といった基本的な知識を学ぶだけでも、AIとの付き合い方が変わります。

 

3. まずは無料のツールから試す(ハードル低い)

「AIは高額なツールが必要」と思っている方も多いかもしれませんが、無料で使えるAIツールがたくさんあります。

・ChatGPT:
文章生成やアイデア出しに活用

・DALL·E
AIが画像を生成するツール

・Google Gemini
情報検索や質問に答えてくれる

・NapkinAI:
図解、マインドマップなど作成してくれる

これらを試すだけでも、AIの可能性を実感できます。

 

4. AIを仕事に取り入れる

AIを単なる遊び道具としてではなく、実際の業務に活用することで、より実践的なスキルが身につきます。

・エクセルのデータ整理 → AIに処理を任せる

・マーケティング分析 → AIに傾向を予測させる

・文章作成 → AIに下書きを作成させる

このように、自分の仕事にAIをどう活用できるかを考えることが、習得への近道です。

 

近森満の極意を伝授

じゃあ、近森満はどのように慣れたのですか?という問いにお応えます。
私のいつでも使い倒すテクニックを伝授します。

1)パソコンで使い倒す

・ブラウザーのタブにいつでも生成AIを用意しておく
・複数のLLMを立ち上げておく
(ChatGPT、Google、Grok3、Claude、NapkinAIなど)

 

2)スマートフォンで使い倒す

・トップ画面に生成AIのアイコンを置いておく
・複数のLLMをインストールしておく

 

3)無理やり使い倒す

・とにかく意識的に使う
・いやいやではなく前向きポジティブに使う
・少々のハルシネーションがあっても寛容に使う

 

AIは「使って当たり前」の時代へ

かつてパソコンやスマートフォンが普及したとき、多くの人は「難しそう」と感じました。しかし、今では誰もが当たり前のように使っています。同じことがAIにも言えます。AIはこれからの時代、インフラのような存在になり、「使えて当たり前」のスキルになります。

未来の社会では、「AIを使えない人」が「パソコンを使えない人」と同じように、不利な立場に置かれる可能性があります。だからこそ、今のうちにAIに慣れておくことが重要です。

 

まとめ

AIに慣れるためには、とにかく「毎日触れること」が大切です。難しく考えずに、まずは無料のツールを試し、日常生活や仕事の中で少しずつ活用してみましょう。今のうちにAIに慣れておくことで、これからの社会をより快適に、そして有利に生きることができるはずです。

AIの時代、あなたはどのように活用しますか?まずは試してみることから始めましょう!

 

さいごに

DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。
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かならずお役に立ちます。

生成AI導入を検討させている方は、こちらもご覧ください。
セキュリティから活用方法まで、サポートさせていただきます。
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ではまた!

 

【著者情報】

近森 満(ちかもり みつる)
株式会社 サートプロ 代表取締役CEO(人材育成・教育支援)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/

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