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もう仕事のタスクを忘れない! 生成AIを「第2の脳」として便利に使おう!

2025年10月31日

こんにちは! 「生成AI時代のアップデート勉強会」です。

隔週にてお届けしているメールマガジンで、最新の生成AIやDX、

リスキリングなどをテーマに情報をお届けしております。

 

 

今回のテーマは、生成AIを「文章作成ツール」ではなく、あなたの

「第2の脳」として活用する話です。

日々の業務を劇的に変える新しい使い方をご紹介します。

 

突然ですが、このような経験はありませんか。

・メールで依頼された仕事を、ToDoリストに書き忘れる

 →結果、仕事の依頼を忘れてしまう。

・重要な情報が、どのメモに記入したか分からなくなる

 →正確な情報がないまま、仕事をしてミスする。

・会議の日程調整で、何度もカレンダーアプリを確認する

 →日程調整に時間がかかり、他の予定も遅れていく。

 

もし、一つでも心当たりがあれば、今回ご紹介する方法がきっと

役に立つでしょう。

 

1.脳のメモリ不足

私たち人間の脳は、本来、新しいアイデアを考えたり、難しい課題

の解決策を練ったり、「創造的な仕事」のために使うべきです。

 

しかし、実際には……

「次の会議は何時だっけ?」

「あのタスクの締め切りはいつ?」

 

といった情報管理に、多くの脳のメモリを消費しています。

そして、そういった様々な情報管理にばかり「脳」を使っていると、

「脳のメモリ」不足を引き起こします。

 

皆さんも経験ありませんか?

業務を抱えすぎて頭が回らなくなったり、些細なミスを連発して

しまったこと。

 

この「脳のメモリ不足」こそが、集中力の低下や業務の見落としを

引き起こす、大きな原因なのです。

これを防ぐため、Googleの生成AI「Gemini」の新しい活用方法

をご紹介したいと思います。

 

2.魔法のコマンド「@」

本日、皆さんに提案するのは、生成AIに面倒な情報管理を任せて

自分の脳で行う仕事の肩代わりをさせようというものです。

これを「第2の脳」の活用として話を進めます。

 

さて、皆さんの業務がチャット画面一つですべて完結するとしたら

どうでしょうか。

例えば、カレンダーへの予定登録や、自分が割り当てられた業務の

タスク管理などです。

 

そこで、Googleの生成AI「Gemini」の登場です。

Geminiは、業務で使用するGoogleサービスを瞬時に呼び出す

「魔法のショートカット」が用意されています。

やり方はとても簡単です。

 

・Geminiのチャット画面で「@」と入力

 

これだけで、カレンダー、ToDo、KeepなどGoogleサービスが

一覧が表示されます。 

あとは、やりたいことを文章で伝えるだけです。

 

例えば、こんな使い方ができます。

 

@カレンダー 明日10時にA社との打ち合わせを登録して

 

このように指示するだけで、Geminiが自動でカレンダーに予定

を登録してくれます。

いちいち、Googleカレンダーを開いて、マウスで時間をクリック、

タイトルを入力、などの必要はありません。

 

この「思考の流れを止めない」やり方が、「第2の脳」を活用する

ファーストステップとなります。

 

3.【実践編】Gemini連携コマンド活用術

「第2の脳」の利点は、その手軽さと応用範囲の広さにあります。 

ここでは、日常業務で特に効果を発揮する、3つの連携パターンを

見ていきましょう。

 

[実践1]繰り返しの予定も一括登録

定例会議や定期研修など、同じ予定を何度も登録するのは時間が

かかってしまいます。

Geminiなら、それも一瞬です。


指示の例:

@カレンダー 毎週月曜10時から定例会議を3か月間設定して

 

[実践2]アイデア活用のKeep連携 

仕事のアイデアは、すぐにメモしないと忘れてしまいます。

そんな時はGeminiに話しかけるだけで、Google Keep(メモ)

にアイデアをストックできるのです。


指示の例:

@Keep 新規事業のアイデアとして「顧客アンケートの実施」を

メモして

 

さらに『@Keep 顧客アンケートで検索』と指示すれば、関連メモ

をすぐに探し出してくれます。

 

[実践3]メモをタスクに変えるToDo連携 

メモの内容(アイデア)は具体的なタスクに落とし込み、実行する

ことが大事です。

Geminiを使えば、その流れがスムーズに出来るのです。


指示の例:

@ToDo 「顧客アンケートの実施」を来週金曜までに設定して


これにより、「アイデア(Keep)」が、「やる仕事(ToDo)」となって

さらに「実行予定(カレンダー)」へと繋がります。

 

4.AIが「秘書」になる時代へ

このGemini連携は、単なる個人の時短術にとどまりません。 

組織全体で活用することで情報共有のロスを防ぎ、業務の属人化

をなくす、DXの強力な武器となります。

 

将来的には、AIが私たちの指示を待つだけでなく、自律的に動く

「AIエージェント」へと進化していくでしょう。

 

・メールで「商談確定」の連絡が来たら、AIが自動でカレンダーに

 予定を登録し、関係者に通知する

・会議の予定が入ると、AIが自動で参加者にリマインドを送って、

 関連資料をチャットで共有する

 

今後は、AIエージェントの活用によって、まるで自分専属の秘書が

いるような業務フローに変わっていくと思います。

 

 

今回の内容はいかがでしたでしょうか。 

生成AIを「第2の脳」として使う新しい働き方は、特別なスキルが

なくても、誰でも今日から始めることができます。

それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう!

 

お悩みやご相談があれば、

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