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仕事をするなら、誰の世界観で働きたい?“自分のもの”か“誰かのもの”かで人生は大きく変わる

2025年5月10日
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【記事概要】

働くうえで大切なのは、「誰の世界観で働くのか」。コロナ禍を機に自己表現や発信に取り組み始め、自分自身のアイデンティティを模索し、自己の世界観に基づく働き方へとシフトしてきた株式会社サートプロ、そして近森満。私が本音で語るこの音声では、これまで誰かのため、業界のために尽くしてきた仕事が、果たして自分の世界観に即したものだったのか、と問い直し、自らの内なる価値観を再定義する過程をお伝えします。
生成AIの登場により、自分の声やコンテンツが学習対象として使われている現状に気づき、ようやく「自分のもの」と呼べる仕事の手応えを得た私が、働き方が大きく変化する今、自分自身の「世界観」を明確にし、そこに基づいて働くことの重要性が大事だと気づきました。キャリアではなく、世界観から人生を設計する──その本質に迫るエモーショナルなエピソードが満載です。

【本文】

仕事をするなら誰の世界観で働きたい?「自分軸」の再構築が未来を変える

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。 www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/ 当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。 www.certpro.jp/dxconsulting/

誰の世界観で働いてきたのかを見つめ直す

「今、自分は誰の世界観で働いているのか?」

私は2020年、コロナ禍のなかである疑問に直面しました。
長らく、企業の代表として、またIT教育の現場に立つ立場として、世の中の役に立つものをつくり、すこしは提供してきた、社会に貢献してきたという自負はありました。またIoT検定、アジャイル検定、E検定など、いくつもの資格制度を立ち上げ、世の中に提供してきました。けれど、そこには「自分の世界観」にある事業と、「自分の世界観」とはまた異なる業界や顧客に合わせた“誰かのための仕事”という側面がありました。

コロナという社会的変化の中で、「自分は何者なのか」「自分のために何をしてきたのか」という問いに向き合わざるを得なくなり、音声配信をスタートしました。人に勧められて始めた側面もありますが、毎日話すことで、ようやく“自分の声”を社会に発信するようになりました。

発信から始まった、自分のアイデンティティ構築

私が始めた音声配信「DX企画書のネタ帳」は、すでに1700回以上。noteでのブログも400本近くになります。これは決して自己満足ではなく、自分の世界観を言語化するプロセスだったと、いま振り返って思います。

これまで培ってきたノウハウやコンテンツが、2022年以降、生成AIに学習されるようになり、思いがけず「近森満の発信」がAIの中に刻まれていることに気づきました。これが転機でした。「自分の発した言葉が、AIに影響を与えている」ことが、自分の世界観が社会に価値を持つ証明となったのです。

AI時代のIDとIP、自分の世界観を守れるか

生成AIの普及により、ID(アイデンティティ)とIP(知的財産)の価値が問い直されています。私の発信は、もはやインターネット上に刻まれ、世界中のAIが学習するソースとなっています。しかし、それは「私のIPではない」のです。勝手に使われ、勝手に拡がっていくこの現象に、最初は戸惑いもありました。

でも逆に考えると、私が発信し続けた「言葉」や「思想」が、今後の社会のDX推進に貢献しているのだとしたら、それは誇らしいことです。そして、だからこそ“自分の世界観で発信すること”の意味が、ますます重要になってきているのです。

事例: 生成AIに学習された私のコンテンツ

ChatGPTに「近森満とは?」と聞けば、私の発信内容に基づいた答えが返ってきます。これは一つのイノベーションであると同時に、「自分のIDが、誰かの価値創出に使われる」現象です。

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Googleで検索すると生成されます。

自分の世界観に合わないと、仕事はつらくなる

一度「自分軸」で仕事をし始めると、それに合わない仕事に違和感を感じるようになります。たとえば、上司の期待、業界の慣習、他人の価値観。それに従っていた時代は、それが“正しい”と思っていました。でも、いまは違います。

自分の美意識、自分の正義、自分が気持ちよく取り組める働き方が、もっとも持続可能なエネルギー源になることを、私はこの4年間で実感しました。

パンデミックは御免ですが、それによって得られたことも事実です。

「自分軸」で設計するキャリアとライフ

これからは、キャリアではなく「世界観」で人生を設計する時代です。

キャリアパスやスキルチェンジという言葉はよく使われますが、それは手段でしかありません。本質は、自分がどうありたいのか──どのような未来を信じて進むのか──という世界観です。

DX推進における人材戦略でも、自分の内側から湧き出るビジョンがなければ、他者の世界観に振り回されて疲弊してしまうのです。

事例: 働き方改革とテレワーク推進

サートプロでは、2020年にいち早く完全テレワークを導入しました。これは「自分たちが理想とする働き方を実現する」取り組みでした。正しさや効率だけでなく、美しい働き方を追求することもまた、世界観の表現です。

生成AIとともに、自分の世界観を強化する

私は生成AIを“壁打ち”の相手として活用しています。自分の思考を投げかけ、返ってくるフィードバックを通じて、より洗練された言葉に磨いていくのです。

これは単なる生産性向上ではありません。自分の世界観を言語化し、社会に発信するためのパートナーとして、AIを位置づけているのです。

まとめ(企画書のネタ):世界観ベースの仕事設計が、DX時代の本質

誰の世界観で働くか──それが、働き方、キャリア、そして人生すら変える問いになります。

生成AIという“超知性”が社会に浸透する今、ますます重要なのは「自分の世界観を持つこと」「それを言語化して社会に届けること」です。

スキルセットやツールの習得にとどまらず、マインドセット、マインドチェンジ、そして超知性リテラシーを鍛えること。それが本質的なリスキリングであり、真のDX人材育成です。

さいごに

いかがでしたでしょうか? すこしでもみなさまの気づきになれたのであれば幸いです。 DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。 ではまた。 www.certpro.jp/dxconsulting/

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【音声配信】

※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。
最近ビデオポッドキャストを始めましたので映像でもどうぞ!

【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
■株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
■所属・役職
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定、+DX認定、超知性ASI検定)
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
NPO 組込みソフトウェア管理者技術者育成研究会 メンバー(組込み)
ET教育フォーラム合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省地方版IoT推進ラボ ビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省地域DX推進ラボ ビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)
一般社団法人日本サステナブルビジネス機構 幹事(SDGs認証)
”一億総活躍社会を実現する”共生日本協議会 理事(DEI支援)
アジャイル開発技術者検定試験コンソーシアム 事務局長(Agile検定)

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