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サステナブルビジネス機構の幹事に就任しました〜持続可能な未来づくりに“現場から”関わるという選択〜

2025年4月12日
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【記事概要】

「日本サステナブルビジネス機構(JSBO)」の幹事および運営事務局を担うことになった近森満(株式会社サートプロ)が、持続可能な未来づくりへの関わりを記事化しました。
生成AIやWeb3の時代において、人間中心の価値観が揺らぐ中、「サステナビリティ」や「SDGs」による新しい社会設計の必要性を訴えつつ、自身のライフワークとも言える「認証制度」や「スキルの可視化」に深く関わることが、今回の参画に至った理由として述べられます。
また、技術革新やVUCA時代の不確実性のなかで、個人や企業がどのようにビジョンを描き、持続可能な活動に取り組んでいくべきかを、実体験とご縁を交えて語ります。認証制度や教育支援に関心がある人、サステナブルな経営を目指す企業担当者への強いメッセージが込められた内容です。

目次

  • サステナビリティの“現場力”が問われる時代に
  • 私がJSBOに参画した理由とは?
  • DXとサステナビリティの交差点で
  • 技術革新に“心”を重ねる:生成AI時代のマインドシフト
  • これからの企業に求められるDEIの視点
  • 未来社会Society 5.0へ向けて
  • JSBOの認証制度で広がる可能性
  • まとめ(企画書のネタ):未来の社会設計に認証制度を活かす
  • さいごに
  • 【音声配信】
  • 【著者紹介】

【本文】

こんにちは、IT・DX教育サービスの株式会社サートプロ 近森満です。
www.certpro.jp/blogs/dx_chikamori/
当社では「DX推進人材教育プログラム」として初回無料のオンラインによるコンサルティングを提供しています。DX推進や人材育成のご相談をお待ちしています。
www.certpro.jp/dxconsulting/

サステナビリティの“現場力”が問われる時代に

2025年春、私は新たに「日本サステナブルビジネス機構(JSBO)」の幹事および運営事務局を担うことになりました。これは単なる肩書きの話ではなく、サステナブルな未来に“現場から”関わっていく決意表明でもあります。

サステナブル(Sustainable)とは?
サステナブルとは「持続可能な」という意味で、環境・経済・社会の3側面をバランスよく発展させることを目指す概念です。企業活動や行政、教育などあらゆる領域で、未来の世代が生きやすい社会を築くための取り組みとして注目されています。

私たちの暮らしやビジネスがテクノロジーで大きく変わっていく今、だからこそ、「どのように人間中心の社会を保つのか」という問いが強く求められているのです。

私がJSBOに参画した理由とは?

一つは、私が長年取り組んできた「スキルの可視化」と「認証制度」に深く関わっているからです。IoT検定、+DX認定、アジャイル検定など、社会的意義のある認定制度をいくつも立ち上げてきた身としては、企業認証制度を通じて社会の持続可能性に寄与するというJSBOの取り組みに、強く共感しました。

もう一つは「ご縁」です。かつてサイバーセキュリティ関連の活動をご一緒した方々が、JSBOの中核を担っており、その流れから声をかけていただいたことがきっかけです。信頼できる人たちと新しい価値を創る。これは私にとって最高の環境です。

DXとサステナビリティの交差点で

私の専門領域はDX(デジタルトランスフォーメーション)。そして、今後のDXは単なる業務効率化ではなく、「持続可能な社会を創るためのツール」に進化していくと確信しています。

SDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、国連が定めた2030年までの持続可能な開発目標。貧困の撲滅、気候変動対策、教育やジェンダーの平等など17の目標から構成され、企業活動や市民活動における羅針盤となっています。

JSBOでは、企業のSDGsへの取り組みを「見える化」し、その誠実さを対外的に伝える手段として認証を提供しています。たとえば、テレワークの推進やクラウド活用、ペーパーレス化といった取り組みなども「サステナブル経営」として評価されます。

技術革新に“心”を重ねる:生成AI時代のマインドシフト

現在、生成AI(ChatGPTなど)によって、情報処理やコンテンツ制作のあり方が劇的に変わりつつあります。しかし、技術が進化すればするほど問われるのが人間のマインドセットです。

マインドセットとは?
マインドセットとは、個人や組織の“思考のクセ”や価値観のこと。変化に柔軟に対応し、新しい挑戦を恐れない文化を築くためには、マインドセットの変革が不可欠です。DXもSDGsも、最終的にはこの“内面の変化”なくして成功しません。

AIが主役になる社会では、「人は何をするのか」が問われます。答えは「社会をデザインする」ことだと私は考えています。

これからの企業に求められるDEIの視点

「誰一人取り残さない」。これはSDGsの根本理念であり、企業経営においても「DEI」の観点が欠かせなくなっています。

DEIとは?
DEIとはDiversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusion(包括性)の略語。性別、年齢、国籍、障がいの有無など、多様な背景を持つ人々が、それぞれの個性と能力を活かして働ける環境をつくる取り組みを指します。これからのサステナブル経営において、DEIは不可欠な価値基準です。

JSBOの認証制度も、こうしたDEIの観点を内包しています。たとえば障がい者雇用の促進やLGBTQ+フレンドリーな企業文化なども評価対象となり、まさに“現代的な社会課題への企業の向き合い方”が問われているのです。

未来社会Society 5.0へ向けて

テクノロジーが社会課題を解決する。これが日本政府が提唱する「Society 5.0」のコンセプトです。

Society 5.0とは?
Society 5.0は、狩猟社会(1.0)、農耕社会(2.0)、工業社会(3.0)、情報社会(4.0)に続く「第五の社会」。サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合し、AIやIoTを駆使して一人ひとりのニーズに合ったサービスを提供する、人間中心の社会を実現するビジョンです。

DXとサステナビリティの両輪で、Society 5.0の実現を目指す。まさにJSBOの活動は、この大きな国家戦略とも軌を一にしています。

JSBOの認証制度で広がる可能性

JSBOの認証制度は、単なるチェックリストではありません。企業が未来の社会にどのように貢献しているか、その姿勢とビジョンを社会に示す手段です。

これにより、企業は以下のような効果を得られます:

  • ステークホルダーへの信頼向上
  • 採用力強化(特にZ世代の共感を得やすい)
  • 社員の誇りとモチベーションアップ
  • ESG投資の対象としての評価向上

私はこれを、企業の“名刺”のようなものだと考えています。活動の内容が見えることで、信頼と共感が生まれ、次のビジネスにつながっていくのです。

まとめ(企画書のネタ):未来の社会設計に認証制度を活かす

DX推進や新規事業の企画を検討している皆さん。
その提案書に、ぜひ「サステナブルな視点」「認証制度による可視化」という切り口を加えてみてください。

あなた × SDGs × DX × DEI × Society 5.0——
これらを掛け合わせることで、これからの企画や提案はより説得力を持ち、社会との共感性も高まります。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

私が今回JSBOに関わった理由、それは「未来をどうデザインするか」という問いに、認証制度という“見える化の仕組み”で答えを出したいという思いからでした。

あなたの会社も、そしてあなた個人も、「社会とつながる未来のあり方」を今から考えるタイミングに来ています。

DX推進担当者の育成やIT教育研修でお悩みがあれば、ぜひ初回無料のオンラインコンサルティング「DX推進人材教育プログラム」にご応募ください。かならずお役に立ちます。
ではまた。
www.certpro.jp/dxconsulting/

【音声配信】

※音声収録のポッドキャストではテキストには載っていない㊙話も。
ぜひ、ものは試しに聴いてみてください。
最近ビデオポッドキャストを始めましたので映像でもどうぞ!

【著者紹介】

近森 満(ちかもりみつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO

IT技術者の教育支援と人材育成を専門とする事業化コンサルタントとして、2006年に株式会社サートプロを創業し、IoT検定、+DX認定、アジャイル検定などの資格制度を創出。独自の技術者向け教育研修の開発に定評があり、実践的なスキル向上を支援。経済産業省DX推進ラボおよびIoT推進ラボのメンターとして、自治体や中小企業のDX推進を支援。近年は超知性ASIスキル可視化にも取り組み、次世代技術の普及に注力している。
一般社団法人 IT職業能力支援機構 理事長(Android資格)
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長(E検定)
IoT検定制度委員会 事務局長(IoT検定+DX認定)
ET教育フォーラム 合同会社 代表(コンテンツ制作)
経済産業省 地方版IoT推進ラボビジネス創出事業メンター(IoT支援)
経済産業省 地域DX推進ラボビジネス創出事業メンター(DX支援)
デジタル庁 デジタル推進委員(デジタル化支援)
DX事業共同組合 設立理事(DX推進)

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