１）DXの方針
DX Policy
株式会社サートプロは、デジタル変革に対応し、お客様とともに価値を創出することを目指します。そのために、デジタルトランスフォーメーション（DX）を組織全体で推進し、事業戦略の一環として位置づけることが重要です。具体的な取り組みとしては、業務効率化、イノベーション創出、お客様満足度向上を目標に掲げ、デジタル技術の活用を進めます。
まず業務効率化について、社内システムのクラウド化やRPA（ロボットによる業務自動化）の導入を検討し、従業員の業務負担軽減や生産性向上を図ります。また、データ分析技術やAIを活用して、業務プロセスを最適化し、意思決定の迅速化を実現します。
次にイノベーション創出に関しては、デジタル技術を活用した新サービスや製品開発を推進します。オープンイノベーションを活用し、他企業やスタートアップとの協業や共創を通じて、新たなビジネスモデルや市場の創出に取り組みます。また、社内外のアイデアを集約し、斬新なアプローチで事業を展開することで、市場競争力の強化を図ります。
最後にお客様満足度向上について、顧客ニーズを深く理解し、デジタル技術を駆使してパーソナライズされたサービスや情報提供を行います。また、オムニチャネル戦略を導入し、顧客がどのようなデバイスやチャネルを通じても、シームレスなサービス体験ができるよう努めます。
これらの取り組みを通じて、株式会社サートプロはDXの推進を実現し、デジタル時代に求められる企業としての成長を目指します。
２）DXの推進体制
DX Organization
株式会社サートプロは、DX推進のために組織全体で取り組みを実施します。そのために、専門チーム（DX推進WG）を設置し、経営陣や事業部門と連携を図る体制を構築します。このチームは、デジタル技術や戦略の専門知識を持ち、社内外のリソースを活用して、DXの実現に向けた支援を行います。
まず、専門チームは社内のデジタルスキルを向上させるための研修やセミナーを実施し、従業員がデジタル時代に求められるスキルを習得できるようサポートします。また、社内各部門と連携して、業務プロセスの見直しやデジタル技術の導入を検討し、業務効率化やイノベーション創出に取り組みます。
経営陣も積極的に関与し、CEOを中心として、DX推進に必要な戦略や方針を決定します。また、定期的なミーティングを開催し、DX推進の進捗状況や課題を共有し、改善策を検討します。これにより、組織全体での連携が強化され、より迅速かつ効果的なDX推進が可能となります。
専門チームは2023年から設置し特定部門のDX推進をPoC（実証事業）として実現します。またその取組を踏まえて2024年からNextDX検討WGをスタートし、全社的な取り組みを実現します。
さらに、社外の専門家・企業（Partnerグループ）との協力関係を築くことで、最新の技術や市場動向をキャッチアップし、適切な戦略を策定します。また、オープンイノベーションを推進し、他企業との協業や共創を通じて、新たな価値や市場を創出する取り組みを行います。
このように、株式会社サートプロは、専門チームと経営陣が連携し、事業部門との協力体制を構築することで、組織全体でDX推進に取り組む体制を確立し、デジタル時代の変革に対応していきます。
３）DX推進のための戦略
DX Strategy
株式会社サートプロは、以下の戦略を策定しDXを進めます。
- 事業再構築によりAI開発とAIサービスを提供
当社が主軸として行っている①IT教育研修事業、②検定試験事業、③コンサル事業を再構築し、AI開発とAIサービスを提供する会社として、５年後までにAI開発を含むコンサル事業を当社のシェアトップとする。 - 社内のデジタルスキル向上のための研修を実施
従業員がデジタル時代に対応できるよう、継続的な研修やセミナーを提供します。データ分析、プログラミング、デザイン思考などのデジタルスキル習得に重点を置き、社員一人ひとりが変革を主導できる力を身につけます。 - データ活用による意思決定の最適化
データ分析技術やAIを活用し、経営や業務における意思決定を最適化します。データドリブンなアプローチを導入し、市場動向や顧客ニーズの把握、業務効率化やリソース配分の最適化を図ります。 - 新技術導入による業務プロセスの改革
最新のデジタル技術（クラウド、IoT、RPA等）を導入し、業務プロセスを改革します。これにより、生産性向上やコスト削減、リスク軽減を実現し、企業価値を高めます。 - 顧客ニーズに応じたデジタルサービス開発
顧客ニーズを深く理解し、デジタル技術を駆使した新サービスや製品を開発します。オムニチャネル戦略やパーソナライズされたサービス提供を通じて、顧客満足度を向上させ、競争力を強化します。
これらの方策を実行することで、株式会社サートプロはDX推進を加速させ、デジタル時代に適応した組織へと変革を遂げます。継続的な技術革新と市場ニーズの変化に対応し、企業成長を支える基盤を確立します。
４）DX推進のための取り組み
DX Activities
株式会社サートプロは、デジタル変革を実現するために以下の取り組みを行います。
- クラウド化によるインフラ整備とセキュリティ強化
社内システムのクラウド化を進め、柔軟でスケーラブルなインフラを構築します。これにより、リモートワークやグローバルなビジネス展開にも対応できる体制を確立します。また、セキュリティ対策を強化し、システムの安全性と信頼性を維持します。
・クラウド活用による情報とナレッジ共有
・セキュリティベンダー連携による体制強化 - 社内外のコミュニケーションをデジタル化
コミュニケーションツールやプラットフォームの導入により、社内外のコミュニケーションを効率化します。リアルタイムでの情報共有や意思疎通を可能にし、迅速な意思決定や業務進捗の向上を図ります。
・モバイルコンピューティングとSNSによるスピード経営
・複数のSNSを活用した顧客とのコミュニケーション強化 - オープンイノベーションを推進し、他企業との協業を積極的に進める
オープンイノベーションの取り組みを通じて、他企業やスタートアップとの協業や共創を積極的に進めます。外部の知見や技術を活用し、新たなビジネスモデルや市場の創出に挑戦します。また、他企業との連携により、自社の弱点を補完し、競争力を高めます。
・外郭団体への会員参画
・コミュニティ活動の積極的参加
これらの取り組みにより、株式会社サートプロはDX推進を実現し、デジタル時代に適応した企業へと変革を遂げます。継続的な技術革新や市場ニーズへの対応を通じて、持続可能な成長を目指します。
５）DX推進の達成状況の指標
DX Achievement
株式会社サートプロは、以下の指標を用いてDX推進の達成状況を評価します。これらの指標により、組織全体のデジタル変革が効果的に進んでいるかを定期的に検証し、改善点や新たな取り組みの検討に活用します。
- 業務効率化率の向上
業務プロセスの改善やデジタル技術の導入により、業務効率化率が向上しているかを評価します。生産性向上やコスト削減、リードタイムの短縮など、具体的な数値目標に基づいて進捗状況を測定します。 - 新規デジタルサービスの導入数
DX推進の一環として、新規デジタルサービスや製品の開発・導入が適切に行われているかを確認します。導入されたサービスの数や市場での受容状況、売上高などを指標として用い、組織のイノベーション力を評価します。 - 顧客満足度の向上
デジタル技術を活用したサービスや製品が、顧客満足度の向上に貢献しているかを検証します。顧客アンケートやNPS（Net Promoter Score）などの指標を用いて、顧客ニーズへの適応度や競争力の強化を評価します。
これらの指標を適切に分析・活用することで、株式会社サートプロはDX推進の効果を定量的に把握し、改善策や新たな取り組みを継続的に検討することができます。組織全体でデジタル変革に取り組み、デジタル時代に適応した持続可能な成長を実現します。
６）DX情報の更新
DX News
DX推進人材育成プログラムの提供
2022年12月、株式会社サートプロはお客様のDX推進担当者やデジタル人材育成に力を入れることを発表しました。
企業がはじめて取得したい認定資格「＋DX認定試験」の実施
2023年1月、株式会社サートプロはIoT検定制度委員会の運営事務局として＋DX認定資格試験の運営を通じてDXスキルアップとDXスキル可視化の機会を提供し、企業のDX推進と成長を後押ししていきます。
７）DXの目標
DX Gorl
社内外で高まるデジタル変革の要請に応えるべく、従業員向けの研修プログラムを展開して、デジタル時代に必要なスキルの習得を促します。研修内容はデータ分析、プログラミング、デザイン思考など幅広い分野をカバーし、社員がデジタル変革を主導できる力を身につけることを目指します。
さらに、最新技術の導入も積極的に推進しています。AIやIoTを活用し、業務プロセスの効率化やデータをもとにした意思決定を実現することで、顧客満足度の向上を図ります。また、クラウド化やセキュリティ強化にも取り組み、リモートワークなど新しい働き方への対応やインフラ整備を進めます。
同社はオープンイノベーションにも注力。他企業やスタートアップとの協業や共創を通じて、新たなビジネスモデルや市場の創出に挑戦し、競争力を高めることを目指しています。社員のデジタルスキル向上や新技術の導入により、企業価値の向上と持続可能な成長が期待されます。
株式会社サートプロは、デジタル時代に適応した組織への変革を加速させるため、今後もDX推進に取り組んでいくとのことです。技術革新や市場ニーズへの対応を通じて、企業成長をサポートする基盤を確立し、顧客に価値あるサービスを提供していく方針です。
株式会社サートプロ
代表取締役CEO
近森 満
